JR九州は6月19日から在来線特急やD&S列車の運行を通常ダイヤに戻す。しかし中には「運行情報の詳細は後日発表」として詳細が伏せられていた列車もあった。
「或る列車」は活躍する機会のなかった「九州鉄道ブリル客車」に着想を得て、詳細な模型を元に水戸岡鋭治氏がデザイン・設計し、現代に蘇らせた煌びやかな観光列車である。2015年8月の運行開始から本年3月末時点で約36,200名の乗客を運んできたが、新型コロナウイルスの影響で運休が続いていた。
その「或る列車」が7月23日(木・祝)から運行を再開する。同日~8月30日(日)までは<ハウステンボス⇔博多コース>で金土日を中心に20日間・40本運行する。また9月11日(金)~11月30日(月)は<大分⇔日田コース>で土日月を中心に41日間・82本運行する。
発売開始は2020年6月11日(木)11時を予定しており、或る列車ホームページからの直接予約や或る列車ツアーデスクへの電話で承るという。旅行会社による企画・実施分は全国の主な旅行会社にて発売する。価格はコースや利用者数によって異なるが、大人26,000円~38,000円ほど。
<ハウステンボス⇔博多コース>の午前便はハウステンボス駅を11時5分に発ち、博多駅に13時57分着。午後便は博多駅14時58分博多駅発 ハウステンボス駅18時着。
<大分⇔日田コース>の午前便は大分駅9時46分発 日田駅12時7分着。
運行時には客室乗務員及び調理スタッフはマスク・手袋・フェイスガードを着用する。また乗車前に検温や体調のチェックを行うという。参加の際は、体調を万全に整え、普段通りマスク着用・手指消毒をしっかり行う必要があるだろう。
鉄道チャンネル編集部