鉄道好きの中高生集う 第9回全国高校生地方鉄道交流会初のリモート開催 最優秀賞に奈良女子大附属中

それでは発表内容のいくつかを紹介しましょう。最優秀賞を受賞した奈良女子大附属中は今回が初参加。JR桜井線(高田―奈良間29.4km)の利用促進策を考えました。国鉄時代からの車両が使用されてきた桜井線は昨春から新製227系電車が投入され、JR西日本は線区のイメージアップに乗り出しています。

生徒が発想したのは難読駅名ラリー。同線は京終、帯解、巻向、畝傍と来訪者が読めない駅のオンパレードです。それぞれの駅名・地名には由来があり、ラリーにすれば鉄道ファン・歴史ファンを呼び込めます。

運行ルートでは、JR奈良線(木津―京都間34.7km)との直通運転を提案しました。確かに路線図を見ると、京都発城陽、奈良経由桜井行き(または高田、王寺行き)といった列車が運転できそうです。普段は自動車の観光客も、「直通列車があるならJRで」と思うかもしれません。

さらに、思い切ったアイディアが線区愛称名の変更。JR西日本は2010年から、桜井線を「万葉まほろば線」と呼称します。古都を走る路線らしさが感じられますが、まほろば線ではどこを走る路線か良く分かりません。鉄道ファンはご存知、万葉線は富山県の路面電車(企業、線区同名)で、混同される可能性も無きにしも非ずです。鉄研部員は「いったん、まほろば線を置いて本名の桜井線の本名をPRしてみては」と提起。審査員も「線区のことを勉強している」と感心しきりでした。

このほかの賞では、交流会会長賞を渋谷中高、審査員賞を京華中高と芝学園の2校が受賞しました。渋谷中高が注目したのはJR山手線原宿駅付近から見える通称・宮廷ホーム。かつてはお召列車が発着したものの、最近は使われない皇室専用ホームのVIPツアーへの活用などを発案しました。審査員賞の京華は北総鉄道、芝学園は東京メトロ日比谷線の活性化策を発表しました。

交流会の締めくくりでは、北海道運輸交通審議会会長としてJR北海道再建問題を主導してきた北海道大学公共政策大学院の石井吉春客員教授がゲスト出演。参加校と意見交換しました。

鉄道好きの中高生集う 第9回全国高校生地方鉄道交流会初のリモート開催 最優秀賞に奈良女子大附属中
北大の石井客員教授(右上)を囲む意見交換では画面が4分割されました。

文/写真:上里夏生

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