タイ内閣は22日、ウィタイ・ラタナコーン氏をタイ中央銀行(BOT)の新総裁に任命することを承認した。任期は10月1日から5年間。


プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、ジラユ首相府報道官は、セータプット現BOT総裁の任期が2025年9月30日に満了するため、内閣はウィタイ氏を次期総裁に任命すると決議した。人事は財務大臣の提案。

ウィタイ氏は政府貯蓄銀行の元総裁。新型コロナウイルス感染症のパンデミック中、多額の借金を抱えた中小企業や家庭への金融支援策を主導した。

一部アナリストは、ウィタイ氏の就任により、金利や金融政策をめぐり対立してきた政府と中央銀行の関係が改善すると予測している。

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