パラシオスはコパ・アメリカに臨むアルゼンチン代表にも選出されている photo/Getty Images
中盤の補強に着手か
ヨーロッパリーグで決勝に進出してはいるものの、プレミアリーグでは今季もトップ4入りを逃してしまったアーセナル。ウナイ・エメリ体制1年目ということを考えれば善戦したともいえるが、もう一段階上の景色を見るためには何かプラスの要素が必要だろう。
最終ラインの整備は必須。しかしアーロン・ラムジーが抜けることとなり、メスト・エジルの退団が噂される中盤も補強が必要なポジションといえる。クラブは新たなMFの獲得に向けて動き出しているようだ。
英『talkSPORT』によると、アーセナルが狙いを定めたのはアルゼンチンのリーベル・プレートに所属する20歳のエセキエル・パラシオス。コパ・アメリカに臨むアルゼンチン代表にも選出されている俊英MFだ。パラシオスはレアル・マドリードのルカ・モドリッチやトニ・クロースが好きと語る生粋のパサー。
彼のシンプルなゲームメイクはチームに落ち着きをもたらす。移籍金は1800万ポンド程度とみられ、アーセナルがCL出場権を逃しても障害にはならないだろうとも同メディアは伝えている。
パラシオスは今夏のレアル移籍が確実視されていたが、アルゼンチン『Radio Continental』によるとその交渉は破談になったとのこと。このチャンスにアーセナルが飛びついた格好だ。いきなりラムジーやエジルの代わりを務められるかは未知数だが、彼は数年後にチームの中心となれるだけのポテンシャルを有していると言っていい。
はたしてアーセナルは期待の新星を確保し、来季トップ4入りへの弾みとすることができるのか。
2019-20シーズンはプレミアに“アーセナル旋風”を巻き起こしたい。