シント・トロイデンで評価を高めた冨安 photo/Getty Images
ベルギーメディアは今後の動きに注目
ベルギーのトップクラブといえば、やはり今季も優勝プレーオフまで駒を進めたクラブ・ブルージュやアンデルレヒトということになるのだろう。しかし、上位に食い込めなかったチームにも優秀な若手選手は揃っている。
今回ベルギー『Voetbalnieuws』はヨーロッパリーグ予選の出場権を目指して戦うプレーオフ2に参加したクラブの中から、ステップアップの準備ができている優秀なタレントを10名リストアップしている。その中には、シント・トロイデンFW鎌田大地、DF冨安健洋の2人も選ばれている。
中でも冨安については、ジュピラー・プロ・リーグで最も優れたセンターバックの1人と絶賛しており、ベルギーを離れて高いレベルでプレイすることが可能と捉えられている。シント・トロイデンは冨安を売却すれば1000万ユーロほどを手にできるはずで、今季のシント・トロイデンで最も伸びた選手の1人と言っていい。
鎌田はフランクフルトからレンタルで加わった選手だが、今季は15得点と爆発。ベルギーのレベルで結果を出せることは十分に証明した。
ベルギーは欧州トップクラブ入りを目指す選手たちにとってはステップアップの場で、できる限り若いうちに結果を出してベルギーを離れたい。冨安と鎌田は1シーズンで強烈なインパクトを残すことに成功しており、今夏の動きが楽しみだ。