バルサ黄金期とは異なる“フィールド支配” シャビも称えるリヴ...の画像はこちら >>

安定感抜群のリヴァプール photo/Getty Images

圧倒的なハードワークでピッチを支配

シャビ・エルナンデスがバルセロナでプレイしていた時、バルセロナは試合の大半を圧倒的なポゼッションで支配していた。その支配力こそがバルセロナの強みだったのだが、今のユルゲン・クロップ率いるリヴァプールは異なる形でゲームを支配している。



圧倒的なハードワークを軸とした支配だ。英『Liverpool Echo』によると、シャビも今のリヴァプールがアメイジングな強さを誇っていると絶賛する。攻守両面でゲームを支配しており、クロップがチームにもたらすエネルギーを高く評価しているのだ。

「彼らは攻撃するのが非常に難しい相手だ。フィジカルは非常に強く、全てのセカンドボールを奪取してくる。戦術面でも本当にハードワークしている。
ゲームの多くのエリアを支配しているんだ。攻撃、守備のトランジションもパーフェクトだ」

「クロップはトレーニングから多くのことを要求しているんだと思う。彼がチームに注入するエネルギーはアメイジングだよ」

リヴァプールの中盤にシャビのような司令塔タイプの選手はいないが、ジョーダン・ヘンダーソン、ジョルジニオ・ワイナルドゥム、ジェイムズ・ミルナー、ファビーニョなど、とにかくハードに戦える選手が揃う。まさにクロップの理想を叶える戦士が集まったチームであり、今のリヴァプールもまた対戦相手を完璧に支配する存在なのだろう。

プレミアリーグでは首位を快走し、チャンピオンズリーグでも優勝候補だ。仮に今季プレミア制覇とチャンピオンズリーグ制覇のダブルを達成した場合、1つの黄金期がやってきたと言ってもいいかもしれない。
シャビがいた頃のバルセロナとはタイプが違う黄金リヴァプールといったところか。

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