欧州屈指の攻撃力を誇るドルトムント photo/Getty Images
次節対戦相手も戦々恐々
今、欧州5大リーグで最も恐ろしい攻撃力を備えるチームはどこか。候補に挙がるのはセリエAで暴れるアタンラタ、ブンデスリーガで絶好調のバイエルン・ミュンヘン、リーグ・アンで首位を快走するパリ・サンジェルマンあたりか。
しかし、コンスタントに得点を重ねることができるという観点から見れば、ドルトムントもその中に名を連ねるのではないだろうか。有能ヤングタレントを数多く揃えた彼らが、今季リーグ戦で複数得点を記録できなかったのはたった6試合。チーム得点数「66」こそ劣るが、これは前述の3チームと同じ数字だ。このレベルにまで到達すれば、多少の得点差は誤差といっても過言ではないか。
そんなドルトムントの中で格別の存在感を放っているのが、今冬移籍市場で獲得したFWアーリング・ハーランドだ。
サンチョもドルトムント攻撃陣を引っ張る重要な存在だ photo/Getty Images
だが、ドルトムントが本当に恐ろしいのはハーランド以外にも優れたアタッカーを揃えていることだと、次節リーグ戦で対戦するボルシアMGのドイツ代表DFマティアス・ギンターは主張する。ハーランドの実力を認めつつも、同選手は次のように語っている。独『Revier Sport』が伝えた。
「ハーランドはとても柔軟な選手だ。
「でも、ドルトムントの武器はハーランドだけじゃない。もちろん僕らは迎え撃つつもりだが、それができる保証はどこにもない。ハーランド以外の選手も、完全に試合から排除できるかはわからない状況だ。
この後には強気な発言も残したギンターだが、古巣が揃えた強力攻撃陣に対する警戒は相当なもののようだ。名前の出たハーランドとサンチョ以外にも、ドルトムントはトルガン・アザールやマルコ・ロイスなどといった有能アタッカーを前線に多数揃えている。最近は17歳のジョバンニ・レイナも頭角を現し始めただけに、相手としては誰にマークを集中させるべきか非常に的が絞りづらいチームと言えるだろう。
圧巻の攻撃力で相手を蹂躙するドルトムント。
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