マンUで活躍したファン・ニステルローイ photo/Getty Images
プレミアで起こった壮絶バトル
プレミアリーグ史上最高のストライカーといえば、アーセナルで活躍した元フランス代表FWティエリ・アンリが真っ先に候補に上がる。
アンリはプレミアで4度も得点王を獲得しており、当時のプレミアを支配する存在だった。
そんなアンリを常にライバル視していた選手がいる。マンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイだ。
ファン・ニステルローイもプレミアで1度得点王を獲得しているのだが、アンリがいなければ得点王のタイトルを複数回獲得できた可能性がある。
例えば2001-02シーズンにファン・ニステルローイは23得点を奪ったが、アンリが24点を奪って得点王を獲得。僅か1点の差でタイトルを奪われたのだ。
逆に次の2002-03シーズンには、ファン・ニステルローイが25点、アンリは24点で2位となる。
英『Manchester Evening News』によると、同僚だった元マンUのDFリオ・ファーディナンドもファン・ニステルローイが試合後にアーセナルの試合をチェックしていたと振り返っている。
「優れた選手には優れたライバルが必要であり、彼らにもライバルが必要だった。ルートは彼が1点を奪って3-1、あるいは4-1で勝利した試合の後にもドレッシングルームで頭を抱えていた。僕たちはどうしたのか?と聞いたが、誰かが言うにはティエリが今日2点奪って、ルートは1点だったと」
2003-04シーズンにはファン・ニステルローイが20点を挙げたが、アンリは一気に加速して30点まで数字を伸ばして得点王を獲得。2005-06シーズンにはファン・ニステルローイが21点を挙げたが、アンリは27点を奪って再び得点王を獲得している。
ファン・ニステルローイにとってアンリは厄介な存在であると同時に、互いに刺激し合えるライバルだったのだろう。
●最新情報をtwitterで見よう!
twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/