シェフィールドでプレイしていたモリソン photo/Getty Images
落ち着く場所がない
かつてポール・ポグバより上とも言われた男が落ち着けるクラブは存在するのだろうか。
21日、若い頃より扱いにくい悪童プレイヤーとしても評判だったMFラヴェル・モリソンのADOデン・ハーグ移籍が決まった。
モリソンといえばマンチェスター・ユナイテッドのアカデミー出身選手で、当時から評価はかなり高かった。
天才肌の選手だったことは間違いないが、やや素行の面で問題があった。それもポグバら同世代のプレイヤーたちと差がついてしまった理由なのだろう。
マンUを離れたのは2012年のことで、まずはウェストハムに移籍。ここからモリソンの移籍生活がスタートする。
まずは国内でバーミンガム、QPRとレンタル移籍を続けたが、2015年にはイタリアのラツィオへ完全移籍。
そこからメキシコのアトラス、スウェーデンのエステルスンド、そして昨夏にシェフィールド・ユナイテッドの一員としてプレミアの舞台へ戻ってきたのだが、僅か1年でオランダのデン・ハーグへ向かうことになった。
モリソンはまだ27歳の選手なのだが、これでクラブは11個目。経験するリーグは5つ目だ。かなりハイペースでチームを転々としていることが分かる。
初のエールディヴィジ での戦いにフィットできるだろうか。今度こそシーズンを通して安定した活躍を見せたいところで、ADOデン・ハーグでの再ブレイクを目指してほしい。