ミランのレオン photo/Getty Images
スペツィア戦で2得点
新型コロナウイルスの陽性判定を受けたため、現在のミランはFWズラタン・イブラヒモビッチを欠いた状態で戦っている。
イブラヒモビッチは昨季後半戦の英雄であり、チームに欠かせないキープレイヤーだ。イブラヒモビッチがいるからこそミランの攻撃が機能し始めたと言っても大袈裟ではない。
しかし、ミランはイブラヒモビッチを欠いた中でもリーグ戦で白星を重ねている。毎試合のように新たなヒーローが出てくるからだ。
前節2-0で勝利したクロトーネ戦ではレアル・マドリードからレンタルで加わっている21歳のMFブラヒム・ディアスが得点を記録し、チームに勝ち点3をもたらした。
さらにこのクロトーネ戦ではFWアンテ・レビッチまで負傷離脱してしまったのだが、4日に行われたスペツィア戦では21歳のFWラファエル・レオンが2得点と奮闘。若きポルトガル人アタッカーが新たなヒーローとなったのだ。
伊『Sky Italia』によると、レオンもチームの勝利に貢献できたことを喜んでいる。どんな役割でも全力を尽くすとアピールしており、今のミランにはこの意識がきっちりと根付いているのだろう。
「僕はどの役割でもチームに貢献しようとしている。ワイドな位置でも、センターフォワードでもね。非常に激しいゲームで2点を奪えたのは嬉しいよ。ワイドな位置でプレイする時は1対1のスペースがある展開を好むし、ストライカーでプレイする際はゴールに近づけるぶん得点のチャンスが多くなる」
レビッチ、ハカン・チャルハノール、レオン、さらにこのゲームで先発を任された18歳のFWロレンツォ・コロンボなど、今のミランはイブラヒモビッチが不在の中でもチームを引っ張っていける人材が揃っている。
開幕3試合で失点ゼロの3連勝。ここにイブラヒモビッチが戻れば、今季のミランは優勝争いにだって絡めるかもしれない。