悩みの種は“1億9700万ポンド”のMFトリオ マンUの中盤に答えはいつ出るか

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マンUが抱える贅沢な悩み photo/Getty Images

攻撃的MF3枚の同時起用は難しい

マンチェスター・ユナイテッドを指揮するオーレ・グンナー・スールシャールは、今夏に大きな悩みを抱えることになった。

悩みの種は1億9700万ポンドもの資金をかけて獲得した3人のMFだ。ボーナス含めて最大6800万ポンドとされる移籍金で加入したMFブルーノ・フェルナンデス、アヤックスから4000万ポンドで獲得したMFドニー・ファン・デ・ベーク、スールシャール体制で獲得した選手ではないが、MFポール・ポグバの獲得にも8900万ポンドもの資金が投じられている。

この1億9700万ポンドの3人を同時起用できる道があればいいのだが、その超攻撃的プランは現実的ではない。守備のバランスを考えるならば、フレッジやスコット・マクトミネイ、ネマニャ・マティッチら守備的MFと一緒に起用していくのが無難だ。

とはいえ、高額な移籍金で獲得した攻撃的MFたちをベンチに置いておくと反発が起きかねない。10月24日のチェルシー戦ではフェルナンデスのみが先発し、ポグバとファン・デ・ベークはベンチスタートだった。ベンチに1億2900万ポンドのMFコンビをずっと置いておくわけにもいかないだろう。

彼らに不満が溜まらないようプレイタイムを調整しながら、目の前の試合には勝利していく。これが今スールシャールに求められている難解なミッションだ。

マンUの中盤に関しては興味深いデータもある。英『Daily Mail』によれば、リーグ戦に置いてこれまでフェルナンデスとポグバが同時先発したゲームは全部で11試合あり、結果は7勝2分2敗。合計132本のシュートを放ち、26得点を奪っている。

一方でフェルナンデスが先発し、ポグバがベンチスタートだった試合は全部で8試合。結果は4勝4分の負けなしで、126本のシュートを放って13得点を奪っている。

得点数には2倍の差がついているが、失点数も大きく異なる。フェルナンデスとポグバが同時先発した11試合では16失点も喫しているが、フェルナンデスのみが先発したゲームは3失点にまで抑えられている。

そして注目すべきはシュート数だ。試合数に差があるにも関わらず、フェルナンデスとポグバが同時先発したゲームとフェルナンデスのみが先発したゲームではシュート数が僅か6本しか変わらない。ポグバがベンチスタートの方が1試合平均のシュート数は多いことになる。

攻撃的MFを揃えた方がシュートチャンスは増えそうなイメージがあるが、物事はそう単純ではないということか。シーズン中盤戦へ向けてスールシャールはスタメンを固めていかなければならないが、1億9700万ポンドのMFトリオをどう組み合わせていくのか。贅沢ながら難しいミッションだ。

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