豪華だった当時のフランス代表メンバー photo/Getty Images
今のチームも攻撃自慢だが、油断できぬとの声も
10日に行われたホッフェンハイム戦でライプツィヒMFクリストファー・エンクンクが得点を奪ったことにより、フランス代表には今季30ゴール以上を達成した者が3人も揃うことになった。
全コンペティション合わせ30ゴールのエンクンク、31ゴールのパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペ、そして38ゴール奪うレアル・マドリードFWカリム・ベンゼマと、この3人は間違いなく今年のワールドカップ・カタール大会へやってくるだろう。対戦相手にとっては脅威である。
ただ、SNS上では「油断は禁物」との意見も多く出ている。フランス代表は前回王者として豪華攻撃陣でワールドカップに臨みながら、グループステージで1勝も挙げられず敗れた2002・日韓大会の苦い記憶があるからだ。
当時のチームには2001-02シーズンのプレミアリーグ得点王だったFWティエリ・アンリ、同シーズンのセリエA得点王ダヴィド・トレセゲ、リーグ・アン得点王ジブリル・シセと、3人も直前のシーズンで個人タイトルを得ていたアタッカーが揃っていた。
今季の場合エンクンクはブンデスリーガ得点王ではないが、ムバッペとベンゼマは各リーグの得点ランキング首位を走っている。その経歴は対戦相手の脅威とはなるが、絶対に成功すると保障されているわけではない。
当時は1998年のフランス大会を制し、連覇を懸けて日韓大会へ乗り込んだ。その構図は今年のカタール大会と同じで、当時と同じく攻撃陣は各リーグで結果を出している猛者ばかり。戦力的には連覇もあり得るだろうが、ムバッペ、ベンゼマ、エンクンクら攻撃陣は機能するのか。