PSGに加入したデンベレ photo/Getty Images
フランス代表でもポジションが危うい?
移籍は常に難しいものだが、今季パリ・サンジェルマンで思うような結果を残せていないのがFWウスマン・デンベレだ。
デンベレは今夏にバルセロナからPSGに移籍しており、昨季はバルセロナの主軸としてリーガ・エスパニョーラで5ゴール7アシストの成績を残している。
しかし、移籍したPSGではリーグ戦7試合で0ゴール2アシストと思ったほど数字が上がってこない。現役時代にボルドーやブレーメンで活躍した元フランス代表MFジョアン・ミクー氏もデンベレが自信を失っているのではないかと心配している。
「個人的にはデンベレに対して疑問を抱いてきた。バルサでの彼は何かを生み出し、変化をもたらしていたが、PSGに移籍してからは結果が出ていない。ドリブルに力強さがなくなっていて、彼は自信を失っていると思う」(仏『L’Equipe』より)。
クラブでのパフォーマンスは代表にも影響する。デンベレはフランス代表でも監督のディディエ・デシャンから信頼されてきたが、ここ最近はベンチスタートになるゲームも増えている。今月12日に行われたEURO2024予選・オランダ戦も右ウイングにはキングスレイ・コマンが起用され、デンベレには出番が回ってこなかった。
左サイドはキリアン・ムバッペで固定されているため、デンベレがポジションを得るには右ウイングしかない。まずはPSGで結果を残したいところで、現状では代表1番手の座も危ういか。