トッテナムでインパクトを残すファン・デ・フェン photo/Getty Images
プレミア1年目に残したインパクトは強烈だった
今季は筋肉系の故障も目立ってしまったが、初のプレミアリーグで強烈なインパクトを残したのがトッテナムDFミッキー・ファン・デ・フェンだ。
昨夏にヴォルフスブルクからトッテナムに加わったセンターバックのファン・デ・フェンは、とにかく身体能力が高い。
現在はオランダ代表でもデビューを果たしていて、EURO2024でも重要戦力となる可能性が高い。レフティーである点もポイントが高く、ワールドクラスのセンターバックと言ってもいいはずだ。
問題は、トッテナムがいつまでファン・デ・フェンをキープできるかだ。英『GIVE ME SPORT』によると、解説を務めるガース・クルックス氏はトッテナムでタイトルを獲得できない場合はファン・デ・フェンが移籍を選択する可能性があると語り、タイトル獲得が重要との見方を示している。
「スパーズにとってのファン・デ・フェンは、アーセナルにとってのサリバのような存在であり、それは現時点ではかけがえのない存在だ。ファン・デ・フェンとサリバの両者が抱えている問題は、彼らが傑出した若手DFであるにもかかわらず、トロフィーを獲得できていないことにある。このままその状態が続くようなら、彼らはどちらのクラブにも長くは在籍しないのではないか」
アーセナルのDFウィリアム・サリバも同じ2001年生まれの23歳で、両者とも評価は高い。しかし選手はタイトルを求めるものであり、無冠の時間が長引く場合は考えが変わる可能性がある。
アンジェ・ポステコグルー率いるトッテナムでは爆発的なスピードで最終ライン裏のスペースをカバーしてくれるファン・デ・フェンの存在が欠かせないが、2年目の来季は何かタイトルを手にできるだろうか。