マンCでポジションを掴めるか photo/Getty Images
コミュニティ・シールドでスタメン
今シーズン、マンチェスター・シティのトップチームで勝負の1年を迎えるであろうアカデミー出身の選手がいる。21歳のジェイムズ・マカティーだ。
2021年にトップチームデビューを飾ったマカティーはここ2シーズン、シェフィールド・ユナイテッドへ武者修行へ行っていた。そんなマカティーはアメリカでのプレシーズンマッチで好パフォーマンスを見せており、今シーズンはトップチームでの活躍が期待された。
そんななか、迎えたマンチェスター・ユナイテッドとのコミュニティ・シールドでもマカティーはスタメン出場。80分までプレイしたマカティーはポストに阻まれるシュートなど存在感を発揮した。今シーズンに期待を持たせるプレイを見せたマカティーだが、ペップ・グアルディオラも期待を寄せている。
「狭いスペースでゴールを狙う感覚を持ち、ファイナルサードでアタックする選手を見つけるのは難しいが、マカティーにはその資質がある。だからこそ、シーズンの初めにチキに、彼をレンタルしたくないし、売却もしたくないと言った。狭いスペースでの彼の特別な能力が必要だからだ。ジェイムズにはその能力がある」
「私は彼らのプレイを見なければならなかったが、最初の試合はあまり気に入らなかった。だから試合後に彼にこう言った。『試合での君のインパクトは大きくない。もっと欲しい』。
「彼はアカデミー出身の選手であり、そのプロセスやポケットでの動き方をすべて理解している。シェフィールド・ユナイテッドでの期間は彼にとって、価値を与え、苦しみながらポイントを獲得すること、フィジカル、デュエルに勝つこと、そういったシティのアカデミーでは通常行わないようなことを学ぶのに非常に役立った」(英『Manchester Evening News』より)
2年間の武者修行を経て逞しくなったマカティー。ケビン・デ・ブライネやベルナルド・シウバ、フィル・フォーデンなど同じポジションには強力なライバルがいるので定位置確保はかなり厳しいが、切り札的な役割で起用されることは今シーズン増えるかもしれない。
同じく下部組織出身のフォーデンはトップチームで完全に定位置を確保した。そこに続こうとしているのがリコ・ルイス、オスカー・ボブだが、マカティーも今シーズン期待のアカデミー生になりそうだ。