ローマでは中田英寿氏の活躍もあり、スクデットを獲得 photo/Getty Images
開幕戦の一敗のみ
ファビオ・カペッロ氏は、今シーズンのナポリに大きな期待を寄せているようだ。
『La Gazzetta dello Sport』によると、元ACミランやレアル・マドリードなどビッグクラブを歴任したこの名将は、ナポリが第9節のレッチェ戦に勝利したことで、スクデット獲得の可能性を感じたそうなのだ。
そのナポリは、今シーズン開幕戦こそ失敗したものの、その後勝利を重ね首位を走っている。そして先日行われたレッチェ戦でも1−0で勝利。73分にDFのジョバンニ・ディ・ロレンツォのゴールでなんとか勝利を手にした。
辛勝と言える内容だったにもかかわらず、カペッロ氏はこの勝利を大きく評価。そして確実に勝利を引き寄せられる実力を指摘し、こう述べた。
「これは非常に価値のある資質だと私は確信している。なぜならこれはスクデットを獲得するチームの特徴だからだ」
カペッロ氏もACミランやローマで合わせて5回のスクデットを獲得した経験がある。そんな彼の言葉には説得力がある。
そして彼は続けて、ナポリにタイトル獲得の素質があると感じた理由を、こう語った。
「ナポリがスクデットを獲得するかどうかはまだわからないけれども、彼らはそのために戦うだろうと確信している。彼らには素晴らしい監督、戦力の整ったチーム、そして他のクラブにはないほどチームを盛り上げることができる街があり、さらにヨーロッパの大会に出場しないという利点もある」
そのナポリは、次戦はACミラン、続いてアタランタ、インテル、ローマと4つの強豪クラブとの対戦が続く。スクデットへ向けた一つの山場を乗り切れるかどうか注目だ。