トッテナムで出番を増やすベリヴァル photo/Getty Images
スウェーデン代表のセンターラインが豪華になってきた
ニューカッスルで活躍するFWアレクサンデル・イサク、ポルトガルの名門スポルティングCPで世界的に注目を集めるストライカーになったFWヴィクトル・ギェケレシュの2トップを筆頭に、現在スウェーデンサッカー界に注目が集まっている。
スウェーデン代表は2022年のワールドカップ・カタール大会、EURO2024の出場権を獲得できなかったが、イサク&ギェケレシュの2トップはかなり魅力的だ。
さらに興味深い選手の1人がトッテナムで出番を増やす18歳のMFルーカス・ベリヴァルだ。昨夏にスウェーデンのユールゴーデンから加わったセントラルMFのベリヴァルは、12月頃よりスタメンに入る機会が増えている。
そして何より強烈なインパクトとなったのが、9日に行われたEFL杯準決勝1stレグ・リヴァプール戦だ。このゲームにフル出場したベリヴァルは86分に移籍後初ゴールとなる決勝点を記録し、チームの1-0勝利に大きく貢献した。
ベリヴァルはこのプレイの前にリヴァプールDFツィミカスにアフタータックルを仕掛けており、1枚イエローカードをもらっていたベリヴァルは退場処分になるべきだったとの意見もある。ただ、フィニッシュそのものは見事だった。
ベリヴァルはすでにスウェーデン代表デビューを果たしており、同じトッテナムにはスウェーデンの先輩であるMFデヤン・クルゼフスキもいる。アタランタでプレイするDFイサク・ヒエンを含め、スウェーデンのセンターラインはタレントが揃ってきている。
トッテナムを指揮するアンジェ・ポステコグルーは、開幕前より2年目に強いとアピールしてきた。それは過去に指揮した横浜F・マリノスやセルティックでも同じだったわけだが、EFL杯は優勝のチャンスが残っている。リーグ戦の成績は少々残念なものとなっているが、EFL杯のタイトルもトロフィーに飢えるトッテナムにとっては特別なものとなるはず。
英『METRO』は出番を増やしてきたベリヴァルがその救世主になるかもしれないと注目しているが、トッテナムは2ndレグも切り抜けて決勝へ進めるだろうか。