PSGでプレイしていた頃のネイマール photo/Getty Images
PSG時代がベストだったとの見解示す
バロンドールに関して言えば、ブラジル代表FWネイマールにとっての不運はリオネル・メッシ&クリスティアーノ・ロナウドと世代が近かったことだろう。バロンドールはほぼ2人に支配されている状態にあり、他の選手は割って入れなかった。
ネイマールはバルセロナ時代に3冠を経験しているが、当時のチームはもちろんメッシが主役だ。メッシを中心にルイス・スアレス、ネイマールが絡むMSNは史上最強クラスの攻撃ユニットとなり、全てのタイトルを手にした。ネイマールは脇役であり、バロンドール最有力候補となるのは常にメッシかロナウドだった。
ブラジル『Globo Esporte』によると、ネイマールはバロンドールについて「パリ・サンジェルマン時代に獲得すべきだった」との見解を示している。
「PSGでプレイしていた時が最高の状態だった。そこでのプレイを考えれば、バロンドールを獲得すべきだったと思うけど、怪我が問題になった。もちろん全ての選手はバロンドール獲得を夢見ているけど、それができなくても世界の終わりというわけではない」
欧州での得点数だけを見ると、ネイマールのキャリアハイはMSNの一角で躍動していた2014-15シーズンの39ゴールだ。PSGでの最高成績は移籍初年度の2017-18シーズンに記録した28ゴールとなっている。
ただ、ネイマールの言葉通りPSGでは怪我が多かった。PSGではシーズンに35試合以上プレイできたことが1度もなく、途中離脱するシーズンが続いた。バルサでの2014-15シーズンには51試合をこなしているため、稼働率に大きな差があるのだ。
PSGでも2019-20シーズンにチャンピオンズリーグ制覇に近づいており、もう少し稼働率が良ければバロンドールに手が届いたかもしれない。