リヴァプールでは主将も務めるファン・ダイク Photo/Getty Images
クアンサーも移籍した
レヴァークーゼンからMFフロリアン・ヴィルツとDFジェレミー・フリンポン、ボーンマスからDFミロシュ・ケルケズ、そして現在フランクフルトからFWウーゴ・エキティケの獲得を達成しようとしており、今夏積極的な補強に動いているプレミア王者リヴァプール。昨季は戦力の上積みがほとんどなかったことを考えると、今季はビッグサマーが訪れていると言っていい。
しかし、手付かずの分野が1つあると地元紙『Liverpool ECHO』が伝えている。それはセンターバックだ。
契約延長を果たしたフィルジル・ファン・ダイクほか、イブラヒマ・コナテとジョー・ゴメスの3人しかいない現在のリヴァプールのCB陣。若手のジャレル・クアンサーはレヴァークーゼンに移籍させてしまった。同誌はアルネ・スロット監督が各ポジションに2名のシニア選手の選択肢が必要だと発言したことを受け、SDのリチャード・ヒューズにはまだ仕事が残っていると主張している。
日本代表MF遠藤航は昨季、いくつかの場面でCBとして起用されたことがあるため、遠藤をCBとしてカウントしている可能性もなくはない。しかしあくまで限定的な起用であった。
また、ジョー・ゴメスは昨季の大半を怪我で欠場していたため、コンディションと継続性に疑問符がついている。先週のプレストン・ノースエンド戦はゴメスにとって2月初旬以来の試合となっていた。これらを考えると、CB補強の緊急性が浮かび上がってくる。
クリスタル・パレスDFマーク・グエーイ、アヤックスDFヨレル・ハトらに興味を示しているという報道もあるが、あまり具体的な話は聞こえてこない。チームの生命線を左右するポジションだけに獲得を急ぎたいところだが、交渉は進んでいるのだろうか。