スイス女子代表のレーマン photo/Getty Images
ピッチ内よりピッチ外での人気の方が大きい?
今月2日よりスイスで開催されてきた女子EURO2025。ホスト国のスイスは18日に準々決勝でスペイン代表と対戦し、0-2で敗れて大会を去ることになった。
ホスト国としてグループステージを突破した戦いぶりも評価されるべきではあるが、それとは別に今大会では試合以上に注目を集める存在がいた。それがスイス代表の1人であるMFアリーシャ・レーマンだ。
レーマンは女子サッカー界でも1、2を争う人気者であり、美しすぎるサッカー選手として何かと話題を呼んできた。Instagramのフォロワー数は1600万人を超えていて、今大会でも人気は抜群。スタジアムに駆けつけたサポーターからサインや写真を求められることが多く、英『Daily Mail』は大会中にレーマン専用のボディガードを追加で配置することになったと伝えている。
スイス女子の広報担当を務めるスヴェン・ミコッセも「我々はどのスタジアムでも選手の安全を最優先に考えており、現場には常に我々の警備責任者がいる。試合後にファンが選手に近づく場合、警備責任者が常にそばにいる。レーマンは有名であり、もう少し遠くまで帯同することもある」と語っていて、その人気ぶりは相当なものがあるようだ。
ただ、肝心のサッカーの方では存在感が薄かった。レーマンはグループステージ最終戦のフィンランド戦で8分間、ベスト8のスペイン戦で1分間プレイしただけで、僅か9分間のプレイで大会を終えている。
ピッチ外での人気とピッチ内での影響力が一致しているとは言い難いが、それでもレーマン効果で集まったサポーターも少なくないか。レーマンはまだ26歳と若く、今後もスイスサッカー界の看板選手であり続けるだろう。