2度の甲状腺がん克服したドイツ代表GKが見せたスーパーセーブ...の画像はこちら >>

危機一髪でチームを救うスーパーセーブを見せたベルガー Photo/Getty Images

勝利の立役者に

UEFA女子欧州選手権(EURO)は準々決勝の日程が終了。4強にはイングランド、イタリア、スペイン、ドイツが残った。ドイツ代表は準々決勝でフランス代表と対戦し、PK戦までもつれ込む大激戦となったが、これを6-5と制して準決勝進出を果たしている。

この試合で話題となっているのはドイツ代表GKアン・カトリン・ベルガーが見せたスーパーセーブだ。延長戦に入った103分、ヘディングで逸らそうとした味方のクリアボールがあらぬ方向に飛び、そのまま自陣ゴールに吸い込まれそうになってしまう。ベルガーはこれに必死で飛びつくと、左手一本でボールを掻き出してみせた。スペイン『MUNDODEPORTIVO』はこのセーブを「意味不明!」と評し賞賛している。

ドイツはキャスリン・ヘンドリヒが13分に相手の髪をつかんだとして早々に退場処分を受けており、1人少ないなかでの戦いを強いられた。ベルガーはPK戦でもゴールマウスに立つだけでなくキックを決めており、数的不利のなかで勝利の立役者となった。

2017年、2022年と2度の甲状腺がんを克服し、ピッチに立ち続ける34歳のベルガー。難病を乗り越えた強い精神力はピッチでも発揮されているようだ。



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