
「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月10日~17日/室内ハードコート)の昨年優勝の覇者であるアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は第1戦で、世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)を6-2、6-4で初めて勝利した。そのズベレフが試合後の会見での全容は以下の通り。
Q:昨年優勝している大会です。また、ナダルに対しても初勝利です。ここは魔法が起こる場所ですか?
「ごめんなさい。もう1度お願いします」
Q:ここのコートはあなたにとって、いつも素晴らしい結果が生まれます。
「ここのコートは本当に特別だよね。僕の一番いい所が引き出されるのかな。とにかく、めちゃくちゃ嬉しいよ。僕にとって最高の夜。ご存知の通り、今シーズン苦しんできているからね。前回優勝しているし、最後の大会だし、出られるかも分からなかったからね。出られるとなった以上、ベストを尽くすだけさ。今日はいい試合ができたこともとにかくうれしい」
Q:最後にあなたを観たのは、ジュネーブでチームの為の最後のポイントを取ったときでした。みんながあなたの上に飛び乗って勝利を喜びました。あなたは床に横になって、5人のチームメートと勝利を喜んでいました。今日の試合での勝利と違いは何でしょうか?今日は一人ですが、どちらの方が勝利の喜びは大きいのでしょうか
「比較はできないよね。ジュネーブはあの大会で最後のポイントで最後の試合だったからね。チーム戦ということもあるし、チームの為にすべてをやっているからね。今日は出来たら5試合したいけど、その初戦だからね。まあ、まだ試合はあるけど、グループ戦で勝利をおさめるのは大きいよ。でも、チーム戦で勝利をおさめるのもすごく大事だとは思うよ。ジュネーブでは決してベストな試合内容ではなかった。あの時にちょっといい方向に向かい始めたかな。中国でもいいプレーはできたからね。だから、チーム戦は僕個人のプレーにも大きな影響を与えている。ロジェ―・フェデラーとラファエル・ナダルがコーチしてくれるんだよ!!最後の決定戦を他のいい選手もいる中で僕にチャンスをくれた。ステファノス・チチパス、ドミニク・ティームがいるのにね。でもチームは僕を信頼していると言ってくれた。それだけでも言葉に表せないくらいうれしかった」