全国性的暴力反対連合ウィスコンシン(WCASA)の公式サイトによると、アメリカで性的虐待を受ける子どものうち43%が近親者によるものであり、家庭内で幼児/小児性的虐待が行われているケースが非常に高い。
性的虐待を受けた子供は自分が悪いのだと責めることが多く、誰にも相談しないことが多いため、水面下に隠れているケースもかなりあると見られている。
また、近親相姦の加害者は、一般人には理解できない異常な精神を持つ悪魔のような人間だと定義づけられることが多いが、しかし、乳児期に離れ離れになった親子が長い年月を経て再開したときに惹かれあい性的関係を持つことは「ジェネティック・セクシュアル・アトラクション」と呼ばれる現象によるものであり、仕方ないのだと主張する者がいる。
■息子との情事に溺れまくった母親・ミスティ
2012年にカリフォルニア州の静かな田舎町ユカイアで近親相姦の現場を押さえられ逮捕された32歳のミスティ・レベッカ・アトキンソンも、15年ぶりに再会した16歳の息子と性の快楽に溺れるようになったのは「ジェネティック・セクシュアル・アトラクション」が原因だったのだから仕方ないと主張。世間を唖然とさせた1人だった。
ロックバンドのグルーピーのようなイケイケおばさん的風貌のミスティは、16歳で男児を出産。その息子が2歳のときに子育てを放棄し、以来、一度も面会することなく離れ離れに暮らしていた。アメリカでは子どもの親権は両親が共同で持つことが多いが、彼女の息子の親権は100%父親が取得。ミスティが親権を取り戻そうとしたり、子育てに関わろうと努力したことはなかったようで、Facebookに掲載された彼女の自撮り写真を見ると、これまで自由気ままに奔放的に生きてきたのだろうなと察することができる。