人間は、案外わかりやすい生き物なのかもしれない。全ての感情はたった4つの組み合わせであることが明らかに

 この新事実は、イギリスのグラスゴー大学の研究によって明らかになった。元々は、精神現象の生物学的基盤を成す神経の働きを研究していたのだが、その過程で思わぬことに気づくことになったのだ。グラスゴー大学の研究プロジェクトリーダーであるレイチェル・ジャック教授は「我々の研究が示すことは、一つの表情を作るのに全ての筋肉が同時に動くのではないということなのです。言い換えれば、段階的に表情が形成されるということなのです。細かい時間で見てみると、怒りを表そうとする際、まず嫌悪の表情が現れ、怒りの表情へと変化していくのです」と、同大学のサイトにて述べている。

 人間の顔には42の筋肉があり、それらの動きによって様々な表情が作られる。これまでは、42全ての筋運動が組み合わさって表情が形成されると考えられていたのだが、この研究によって、怒りや嫌悪、不安や恐れといった感情は、根本的には同じもので、一瞬の間に交差していることがわかったのだ。レイチェル・ジャック教授は、「アジア諸国では、目の動きにより重点を置いていることが分かっています。同じ表情をしても文化の違いによって、違う感情として認識されてしまう可能性があるのです。グローバル化する社会において、そういったことを踏まえた万国共通の認識というものを研究していきたい」と語っている。


■感情の研究が未来にもたらすモノ

 今まで謎につつまれていた感情というものが、徐々に解明されていくにつれ、社会において相手のことをよりよく理解する手助けになるという。同分野のアメリカの科学者であるアレクシ・マルティネズ博士は、感情についてのよりよい理解を持つことが自閉症や心的外傷後ストレス(PTSD)の治療に役立つと主張する。そしてまた、身障者のためのコンピューター化された器具を作る上でも多いに役立つだろうと、DailyMailのインタビューで語っている。人間の表情形成はおよそ5歳から9歳の間に形成されてしまうので、幼児教育にも貢献できるはずである。
(アナザー茂)

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