アントワン・ダガタ ― ギャング・娼婦・ジャンキー・戦場...世界に自分を感染させる写真家インタビュー

アントワン・ダガタ ― ギャング・娼婦・ジャンキー・戦場...世界に自分を感染させる写真家インタビュー
       

 このたび、560ページにもわたって1990年から2012年までの作品をまとめた写真集『Anticorps(抗体)』(赤々舎)の出版にあわせ、約1カ月間来日している世界的に著名な写真家アントワン・ダガタ氏にインタビューしてきた。ダガタ氏は現在写真家集団、マグナム・フォトに所属し精力的に活躍中で、特に写真集『Anticorps』は海外でも高い評価を受け、2013年アルル国際写真フェスティバルにおいてブックアワードを受賞した。来日にあわせ、渋谷のギャラリー・アツコバルーで7月6日まで写真展を開催中だ。

 娼婦、薬物中毒者、スラム、性行為、リストカット...そしてぶれたイメージやざらついた粒子を用いた作品群によって、現実と虚構のボーダーを見失わせる写真家、アントワン・ダガタ。ここまで極限に追いつめられた現実を直視した写真家がいたであろうか。しかし、そういったイメージは彼のほんの一部でしかない。彼の分厚い最新写真集を見れば、これが1人の作家による作品であることさえ疑ってしまうほどの壮大な世界観がある。それでは、素晴らしい写真の数々とともに、彼のインタビューを紹介しよう。

【その他の画像はこちらから→http://tocana.jp/2014/06/post_4251.html】


■撮影と肉体関係 ― 人間と同化するために

――ダカタさんは旅する写真家というイメージが強いのですが
 
アントワン・ダガタ氏(以下、ダガタ) 初めて日本に来たのが2004年で、それから10回ほど来日して、「また帰ってきた」という感覚だね。日本に来たら必ず「新宿と六本木」に行くんだ。ただ、僕はずっと旅をして生きているから、感覚的にはそれも通過点にすぎない。きっとどこにいても、そこで1日を過ごしているという感覚なんだと思う。そこで写真を撮ったり映像作品を撮るんだ、『AKA ANA』(ダガタ氏が撮影した日本人女性7人のドキュメンタリー映画作品)も、そんな作品でね。1日しか会わない人もいれば、何年もかけて撮る人もいる。その違いはどれだけ興味を抱くかで、写真を通してではなく、ビデオを撮りながら彼女らの生の声を聞いて判断するんだ。女性というものは、どこか死に近いイメージがあるけど、日本の女性はどことなく精神的にタフなイメージがあるね。それが表現したかったんだ。


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2014年6月27日のびっくり記事

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