
もしあなたの庭から錆びた160年前の金庫が掘り出されたら、どうするだろうか? 中を見たいのは山々だが、ちょっとコワイような気も...。7月14日の「Daily Mail」にこんなストーリーが掲載されていた。
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■庭の池の水を抜いてみると底には...
デビッドとニッキー・マグワイア夫婦、3歳になる娘のアリスはイギリスの東北部にあるゲーツヘッドに住んでいた。
この家の庭には元々池があったのだが、アリスが落ちる危険性を考え、池の水を抜くことにしたのだという。すると、池の泥の下から何か錆びた金属製のものがキラリと光ったというのだ。はじめは古いポンプか何かだと考えていた夫婦だが、次第に気になりだした。
そして、約半日かけて、その金属を池の泥から掘り出した。中から出てきたのはなんと、幅が1メートルほどもある金庫。ひどく錆びてはいたが、原型を保っていた。
デビッドは、「私たちはそれが金庫だと分かった時、本当に驚きました。私たちの家は1920年代に建てられたのですが、この金庫はその時代よりも古く見えたからです」と、インタビューで語っている。
■160年前に製造された耐火金庫
この金庫の正面には、「ミルナー社:ロンドン、マンチェスター、リバプール」、そして「特許特別耐火金庫」と書かれており、1814年にトマス・ミルナー氏を創業者として設立されたミルナー社で作られた物で、約160年前に作られた物だとみられている。ミルナー社とは、世界で初めて耐火金庫を作ったメーカーとして有名な企業だったのだが、なんと、この金庫はあのタイタニック号にも搭載されていたというのだ!