「猫娘」と差別される6歳の少女 ― 全身を覆い尽くす体毛と、深く刻まれた心の傷=中国

「猫娘」と差別される6歳の少女 ― 全身を覆い尽くす体毛と、深く刻まれた心の傷=中国

 中国において、全身を覆い尽くさんばかりに生えた体毛に苦しむ少女がいるとして話題を呼んでいる。英紙「The Daily Mirror」が今月22日に報じたところによると、少女の名前はツァオ・シンルイちゃん。四川省瀘州市近くの小さな村に住む6歳だ。

【その他の画像はこちらから→http://tocana.jp/2014/07/post_4496.html】

 シンルイちゃんの身体に異変が起きたのは、彼女が5歳の時だった。背中にできた小さな白い斑点から、大量の毛が生えてきたのだ。そしてその範囲は急速に広がり、彼女の背中と臀部を覆い尽くし、いまや腕や肩、さらに顔にまで迫ろうとしている。

 どんどん生える体毛は細くて柔らかく、しかし密集しており、シンルイちゃんの姿を目にした周囲の人々は、口々に「猫娘」と呼び始めたという。やがて彼女は周囲からの冷たい視線を避けるため、肌を露出させることを拒むようになった。幼稚園の先生は、シンルイちゃんが仲間外れにされることがないよう「ただのアザなのだから」と他の園児に話してくれるが、やはり彼女が負っている心の傷は相当深いようだ。

 そんなシンルイちゃんを、やがてさらなる不幸が襲う。彼女を捨てて母親が家を出てしまったのだ。それからというもの、父親と祖母が協力してシンルイちゃんのために尽くしてきた。父親のツァオ・ライさんは次のように語っている。

「娘が可哀想です。彼女が苦しむ様子を見て心が痛みます」
「どんな原因があるにせよ、(地元の医者からは)5歳を過ぎるまで手術は受けられないと言われてきました。すでにシンルイは6歳になりましたが、今の私たちには十分なお金がありません。このためにずっと節約してきたにも関わらず......」

 体毛が過剰に成長する症状は、「先天性多毛症」として知られているものの、斑点が次第に拡がっていくシンルイちゃんのケースとは、症状の現れ方に違いが見られる。地元の医者は、現在も原因をつかめず、ただ手をこまねくばかりのようだ。シンルイちゃんと家族は、この謎の症状をコントロールするための治療法を探し求め、世界の人々に訴えかけている。彼女に救いの手が差し伸べられることを祈ろう。

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