次に噴火する火山はどこか? 御嶽山→富士山→首都直下地震... 悪夢のシナリオも!?

次に噴火する火山はどこか? 御嶽山→富士山→首都直下地震... 悪夢のシナリオも!?

 先月27日に突然噴火した御嶽山では、死者が50名を超え、いまだ行方不明者の懸命な捜索が行われている。国内の火山災害としては、1991年に41人の死者が出た雲仙・普賢岳の噴火を上回り、戦後最悪の事態となってしまった。今回は、御嶽山の次に噴火する恐れのある火山はどこなのか、そして大地震を誘発する可能性についても、科学者や予言者の見解を絡めながら考えてみたい。

【その他の画像はこちらから→http://tocana.jp/2014/10/post_4968.html】

■御嶽山噴火を予知していた人々

・「りんごあめ」氏

 まず、現実に起こりそうな夢が書き込まれる「予知夢掲示板」上で、今回の噴火が予言されていた。先月21日、「りんごあめ」と名乗る女性が、「昨日、観た夢。【御嶽山噴火】って大きく書かれた紙だけが夢の中に出てきました」と投稿し、1週間後の噴火をズバリ的中させているのだ。

 りんごあめ氏は、先月3日にも「もも」のハンドルネームで、千葉県を震源とする首都直下地震や西日本の大地震の夢を投稿しており、予知夢を頻繁に見る人のようだ。

・神田龍美氏

 また、自称「国常立尊の子孫」神田龍美氏も自身のブログで、御嶽山の噴火を予言していた。氏は「ひふみ神示」(岡本天明が啓示により自動書記したとされる神示)の解釈に基づく予言を行う人物だが、9月23日の記事に、「御嶽山の噴火は2渡有る旧暦9月8日と閏月9月8日(フレアの影響で数日はずれるかも)」と記している。ちなみに噴火があった9月27日は旧暦の9月4日となり、わずか4日の違いだった。

 さらに氏は、今月2日にTwitter(@kantetu)上で「次は旧9月18日(10月11日)前後が御嶽山か桜島の噴火が有るかなと感じています」とツイートしており、御嶽山のさらなる大噴火と桜島の噴火も警戒しているようだが、果たしてどうなるだろうか。

■科学者と予言者がともに危惧する、2つの火山

 さて、予言者・松原照子氏のように、今や富士山と浅間山がいつ噴火してもおかしくない時期に入ったと語る人々が存在する。しかもそのような主張が、科学者による指摘と偶然とは思えない一致を見せているのだ。琉球大学名誉教授・木村政昭氏は、富士山と浅間山の噴火について以下のように予測している。

浅間山(2012±4年):(『東海地震も関東大地震も起きない! ~地震予知はなぜ外れるのか』、宝島社)
富士山(2014±5年):(「木村政昭ホームページ」より)

『女性セブン』(2014年10月16日号、小学館)の取材に応じた木村氏は、今回の御嶽山噴火について「フィリピン海プレート境界への太平洋プレートの圧力が強くなっていることが原因」であり、「当然、太平洋プレートによる圧力は富士山にも影響しているはずです。私は、現時点ですでに富士山は活動期に入っていると見ています」と述べている。氏の解説に補足すると、富士山のみならず浅間山もまた同プレート上にあるため、同様に圧力がかかっていることが推測される。

 このように、科学者と予言者がともに警戒を強める富士山と浅間山の噴火。では、それらの火山について、気象庁はどのような見解を持っているのだろう。

 現在、気象庁が噴火警戒レベル2の「火口周辺規制」またはレベル3の「入山規制」に指定している火山は、桜島、御嶽山、草津白根山、三宅島、阿蘇山、霧島山の新燃岳と御鉢、諏訪之瀬島、の8つ。そう、この中に富士山と浅間山は含まれていないのだ。科学者や予言者の主張が万が一にでも的中した場合、対応の遅れが危惧される状況ではないか。

■噴火と大地震の関係は?

 ところで、今回の御嶽山噴火を受けてネット上で見られるのは、「この噴火が大地震の前触れになるのではないか」という不安の声だ。前述の木村政昭氏をはじめ、「地震発生と火山噴火には密接な関係がある」と主張する学者は少なくないが、特に日本に甚大な被害を及ぼす可能性のある「首都直下地震」や「南海トラフ地震」との繋がりを指摘する意見もある。

・「首都直下地震」との関係

 元前橋工科大学教授の濱嶌良吉氏は、10月2日付け「日刊ゲンダイ WEB版」の取材に応じ、「1979年の御嶽山噴火の5年後、長野県西部地震(M6.8)が起きている。その地震で御嶽山の一部に山体崩壊が見られた。噴火との関連が考えられます」と語っている。さらに濱島氏は、富士山も地震と密接な関係にあり、「1703年の元禄関東地震の4年後に富士山が噴火しました。御嶽山→富士山→首都直下地震の連鎖も心配です」と述べている。

 文献に残る中でもっとも大規模な富士山噴火は、平安時代の「貞観大噴火」(864年~866年)だが、やはり「貞観地震」(三陸沖、869年)、「仁和地震」(南海トラフ、887年)などの大地震が後を追うようにして発生している。御嶽山噴火が富士山噴火を呼び、そして首都直下地震につながる――。そんな悪夢のようなシナリオにも備える必要があるのかもしれない。

・「南海トラフ地震」との関係

 立命館大環太平洋文明研究センター・歴史都市防災研究所の高橋学教授は、御嶽山と南海トラフ地震との関連を明確に指摘する。「御嶽山の噴火は、南海トラフ地震に影響するフィリピン海プレートの圧縮を受けて生じているのです。同様の力を受けて、九州では、桜島、霧島新燃岳、口永良部島などで噴火が始まっています」(「日刊ゲンダイ」、同上)というのだ。加えて、「大阪を南北に貫く上町断層など西日本の活断層が、内陸直下型地震を起こしかねない」とも指摘している。

 3.11を機に、東日本だけでなく日本中で地殻変動が活発化しているとされるが、今回見てきたように、火山噴火と大地震の連動性にも目を背けることなく、「いつ何が起きても不思議ではない」ものとして、日々注意を払わなければならないだろう。
(文=百瀬直也)

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