韓流の需要はゼロ!? TV業界の人に聞いた「韓流ブーム」と「嫌韓」

韓流の需要はゼロ!?  TV業界の人に聞いた「韓流ブーム」と「嫌韓」

 日本から、近くて遠い国とも称される韓国。隣国でありながら、政治レベルから国民レベルまでお互いの意見がすれ違い、友好ムードとは真逆の状態に陥っている。

 また、かつては韓流ブームに便乗し来日していた韓流アイドルや韓流歌手たちは、連日連夜のようにメディアで取り上げられていたが、最近ではめっきり姿を見なくなった。一連のブームを作り上げた張本人であるテレビなどの各種メディアで働く人々は、今の"嫌韓"の流れをどのように見ているのだろうか? 業界人にこれまでの流れと現状、さらには今後について話を伺った。

「韓流なんて懐かしさを感じる言葉ですね。今現在、韓国のタレントを使うことはほとんどないですよ。シンプルに需要がなくなっていますからね。嫌韓とも関係無いです」(テレビ番組の放送作家

 需要がないとのことだが、彼らの飛躍の一因には、フジテレビに代表される "ゴリ押し"があったとも言われている。当時から需要がなかったとの声も一部にはあるが、ゴリ押しの実態はどうなっていたのか?

「正直、あの話は眉唾物です。あらゆる番組の会議に出ていましたが、上から『使え』という指示はありませんでした。当時はドラマ内の小道具にまでクレームが入りましたけど、『たまたま』としか言いようがないです。嫌韓派の人たちは局の上層部から圧力があったと思いたいのかもしれませんが、韓国に限らず上の人間は番組内容にはほとんど何も言いませんからね。デモが起こったときも戸惑っていた人が多かったんです」(同・テレビ番組の放送作家)

 ゴリ押しがなかったとすれば、現場スタッフの判断でそれぞれがキャスティングしていたのだろうか。この疑問には、とある制作会社のプロデューサーが答えてくれた。

「実際、需要があったのは間違いありません。30代や40代の女性たちが熱狂したのは確かですから、それぞれの番組の判断で呼んでいました。日本では政治は政治、テレビはテレビという考え方なので、視聴率が取れそうならば現場判断で出しますし、逆なら出さないというシンプルな構造です。仮にゴリ押しをされても『需要がない』と現場が判断すれば無視しますからね」(テレビ番組制作会社プロデューサー)

 巷でささやかれていたゴリ押しがなかったのは間違いないようだ。それだけにブームが去ってしまったのは、やはり政治が関係しているのだろうか。

「終止符を打ったのは、間違いなく政治に端を発した国民感情です。ただ、まだブームだった頃から韓国のタレントさん特有の面倒臭さは感じていました。日本と韓国の間に政治的な問題が持ち上がると、韓国側のタレントさんは政治とエンタメを切り離すことができないので、そこが厄介でしたね。韓国側のタレントさんの政治的な発言によって、日本のテレビ局が徐々に敬遠するようになった頃、韓流ブームも去り、今に至っているという感じでしょうか」(同・テレビ番組制作会社プロデューサー)

 確かに日本のタレントは政治的な発言は避けるものだが、韓国では記者会見などで日本の政治について意見を求められ、回答してしまうことも多い。たとえば韓流ブームの火付け役とも言われるペ・ヨンジュンは竹島がどこの領土かと聞かれて、「我が領土」と回答している。また女性ユニット・KARAは、同じような質問をされた際に日本との関係も考慮したのか沈黙してしまい、韓国国内で大きなバッシングを浴びてしまった。

「日本と韓国ではタレントの政治との関わり方が真逆です。そして、彼らのスタンスは日本のテレビ局にすれば危険なんです。たとえば翌週に日本で番組出演が決まっているのに韓国で記者会見して、日本を刺激するような政治的発言をすれば日本のネットが炎上します。そして予定通りに出演させればクレームがきますから、徐々に扱いにくいタレントになっていきました」(同・テレビ番組制作会社プロデューサー)

 ほかにも、彼らは韓国の国民に日本を敵視する姿勢をアピールしなければならないため、政治の動向によっては出演を突如キャンセルするなど、現場にとってとにかく面倒な存在になっていたようだ。そのような積み重ねによって韓流タレントは日本の番組から消え、ほぼ同時にブームも去っていったという。

「韓国だけに限った話ではありませんが、そもそもエンタメと政治は別次元の問題なので、需要があるならばどこの国の人でも使いたいです。ただ、今はとにかく韓流タレントに需要がなくなってしまったということに尽きます」(同・テレビ番組制作会社プロデューサー)

 政治に左右されて仕事まで奪われる韓国のタレントにはやや同情もする。だが、日本のテレビ局においては嫌韓だからタレントを出さないというわけではなく、単純に需要がないから呼ばないという状況にあるようだ。
(文=吉沢ひかる)

※イメージ画像:『韓流ラブストーリー完全年鑑2015』/コスミック出版

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