フリーダムすぎる北海道の大麻事情に迫る!

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 今月2日北、海道大学構内で、大麻草を栽培したとして、札幌市内在住の48歳の飲食店従業員の男性が逮捕された。男性は幼い頃から北大構内を遊び場として育ち、昨年から大麻栽培を開始。本年度は126本を育てていたという。大学関係者から通報を受け、警察署員が見張っていたところ、現場付近で大麻草を所持していた容疑者を逮捕した。「自分で吸うために育てた」と容疑を認めている。

 大学構内とはいえ大都市の片隅で、ここまで堂々と大麻草を育てられるのだろうか。北海道の大麻事情に詳しい、斉藤氏(仮名)に話を訊いた。

「北海道は自生大麻が多く生える地域として知られています。山の中まで行かなくとも、札幌市内にも普通に生えています。一度、商店街の片隅に生えているのを見ました。北海道民にとっては、"そこらへんにあるもの"という扱いですね。別にやばいもの、という感じではありません」(斉藤氏)

 ならば、若者が興味本位から大麻草の葉っぱを刈って乾燥させて吸ってみる、といったことも行われているのだろうか。

「そういう話は昔からよく聞きます。ただし、やみくもに吸ってもほとんど効かないのが実情です。大麻でトリップを引き起こす成分であるTHCは雌しべ(バッズ)に多く含まれています。受粉しない状態のシンセミアが極上品とされていますが、自生大麻は当然受粉しています。吸ったとしてもただ、いがらっぽいだけではないでしょうか」(同上)

 大麻の危険性についての教育や、警察の取り締まりに関してはどうだろうか。

「学校では、"大麻・麻薬は危険"といった教科書以上のことは言われませんでした。あまりにも身近にありすぎるので、ないものとしたいのかもしれません。警察の取り締まりに関しては、山奥の群生している場所では、翌年行ったらすべて刈り取られ立入禁止の札があったり、山の入口付近に警戒のパトカーが止まっていたなんて話を聞きます。しかし、大麻草は非常に繁殖力も強く、どんどん生えてきますから、いたちごっこというのが実情でしょう」(斉藤氏)

 斉藤氏は北海道大学出身でもある。現場付近はどのような場所なのか。

「大麻が栽培されていた場所は平成ポプラ並木と呼ばれる場所です。授業を行う校舎からは離れており、農地などが広がっています。現場は、農地を走る細い道をさらに分け入ったところで、都市部にあるとは思えないほどうっそうとした森になっています。立ち入る人はまずいません。学生たちには"原生林"と呼ばれていました。ちなみに北大の構内は24時間誰でも入れます。市街地のど真ん中にあるので、近道として利用する人や、散歩する人など多くの人間が出入りしていますから、48歳のおっさんがうろついていたとしても、別に不思議ではありません」(斉藤氏)

 容疑者の素性は札幌市で生まれ育った48歳の飲食店従業員という以上のことはいまのところわかっていない。

「大麻草126本を栽培というのは、自分で吸うためにしては量が多すぎる印象を受けます。ただ、北海道民にとって大麻はそこらへんに生えているものですから、よほど上質なものではない限りは売り物になりません。この世代には、ヒッピー崩れの人も多いので、仲間たちとシェアしていたのではないでしょうか」(斉藤氏)

 北海道の大麻以上は思った以上にフリーキーのようだ。ただし、自生大麻であっても所持した時点で大麻取締法に反する違法行為である。興味本位の行動は厳に慎みたい。
(取材=平田宏利)

※画像は、北大の農地側の様子

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