横浜の傾斜マンションは大したことない!? 世界の「超・傾いた建物」5選!!

横浜の傾斜マンションは大したことない!? 世界の「超・傾いた建物」5選!!

 今月14日、三井不動産グループが販売した横浜市都筑区のマンション「パークシティLaLa横浜」が"傾く"という前代未聞の事件が発覚した。この問題では、一部の杭が固い地盤まで届いていなかったことや、セメント量のデータ偽装が発覚し、杭工事を施工した旭化成建材にも非難が集まっている。マンション住民にとっては、まさに寝耳に水の事態であり、精神的負担も大きいだろう。約700世帯の大型マンションということもあり、今後の対応や補償、そして行政当局による処分が注目される。建物が傾斜していることは、それほど重大な問題なのだ。

【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2015/10/post_7663.html】

 ところが世界に目を向ければ、意図的であるか否かにかかわらず、傾きながらも使用されている建物は数多く存在する。今回は、それらの中でもとっておきの5例を厳選して紹介しよう。なお、「ピサの斜塔」(イタリア)については今さら指摘するまでもないため、ここでは触れないことにする。

1. ズールフーゼンの斜塔(ドイツ・ニーダーザクセン州)

 まるで最初からそうだったかのように、極めてナチュラルな傾き――。言われなければ気づかないほど周囲と馴染んでいる。この中世に建てられた教会は、自然に傾斜した建物としては世界一の傾斜角(5.19度)を誇り、ギネスブックにも認定されている。

 1450年、湿地帯の上に建築されたが、19世紀に地下水が干上がった結果、次第に傾いてしまった。1975年に立入禁止となったが、その後安全が確認されたという。ギネス認定を記念するイベントに出席した同教会の牧師は、大喜びだったという。

2. キャピタルゲートビル(UAE・アブダビ市)

 アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビにある、地上35階建て、150mの高さを誇る超高層ビルだ。構想段階から意図的に18度傾けて設計されており、「世界一傾いている人工のタワー」として2010年にギネス認定された。建物を目の当りにすると、倒れるのではないかと心配するほどの迫力に満ちているという。

 内部にはテナントとして企業のオフィスやハイアットホテルが入居しているが、2010年に米「タイム」誌が選出した「Top 10 Precarious Buildings(世界の危険な建物トップ10)」において、堂々の2位に輝いた。気になる床面だが、当然並行を保っている。

3. レンヌの旧市街(フランス・ブルターニュ地方)

 日本からも多くの観光客が訪れ、学生街としても知られるフランス西部の地方都市、レンヌ。その旧市街には木組みの家々が並んでいるが、あちこちで傾いている姿を見ることができる。傾いた家々の間に生じる隙間を埋めるように補強が施されており、意地でも古い建物に住み続けたいという、地元住民の郷土愛に感心すること請け合いだ。

 ヨーロッパではルーアン(フランス)やオーデンセ(デンマーク)など、傾いた家々が並ぶ街も決して珍しくない。安易に建て直さず、内装をリフォームしながら大切に受け継ぐ。ヨーロッパの歴史的街並みは、このような考え方があってこそ維持されてきたものなのだろう。

4. プエルタ・デ・エウローパ(スペイン・マドリード)

「ヨーロッパの門」を意味するツインタワー。まるで通りを挟んでお辞儀するかのように2つの塔が向かい合った、首都マドリードを代表する建物だ。ともに地上26階建て、高さ115m、傾斜角は15度となっている。この傾斜の下では、1000人が雨宿りできるという。

 なお、2010年に米「タイム」誌が選出した「Top 10 Precarious Buildings(世界の危険な建物トップ10)」において、2.「キャピタルゲートビル」(UAE・アブダビ市)に次ぐ、3位に輝いている。気になる床面は、もちろん並行だ。

5. オリンピック・スタジアム(カナダ・ケベック州モントリオール)

 1976年に開催されたモントリオールオリンピックのメイン会場として建設された(8万人が収容可能)。現在は、スポーツやアトラクションのための複合施設になっている。

 傾いているのはスタジアムに併設された塔で、傾斜した人工タワーとしては世界一の高さを誇る(約165m)。デッキには展望台も設置されており、毎年25万人の観光客が訪れるという。

 いかがだろう。紹介した以外にも、世界を見わたせば傾いた建物は意外にも多いことがわかる。とはいえ、今回問題になっている横浜のマンションのように、地盤調査を一部で実施せず、偽装データなどを用いたずさんな工事の結果として傾いたケースなどは、あってよいハズがない。日本が地震の多発国であることを考えても、決して許されない悪質な事件である。販売業者も施工業者も、マンションのみならず自らの信頼を傾けてしまったのだ。
(編集部)

※画像は、Wikipediaより引用

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2015年10月21日のびっくり記事

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