NASAの仮説覆り、再び「宇宙人による建造物説」有力に? 連星「KIC 9462852」の謎の減光現象とは?

NASAの仮説覆り、再び「宇宙人による建造物説」有力に? 連星「KIC 9462852」の謎の減光現象とは?

 やはり宇宙人による巨大建造物が存在するのではないか? 去年9月、不自然とまでいえる極めて不規則な減光現象が確認された1480光年先にある連星「KIC 9462852」 が、またも物議をかもしている。

 当初、NASAはこの現象に対し「彗星や惑星によって光が遮られたのでは?」とする予測をたて一旦落ち着いたようにみえたが、新たな発見によって「宇宙人建造物説」の可能性は無視できないとSETI(地球外知的生命体探査プロジェクト)が発表、その根拠について科学系メディア「NEW SCIENTIST」が15日に伝えている。

【その他の画像はコチラから→http://tocana.jp/2016/01/post_8645.html】

■高度な宇宙人による巨大建造物がもたらす減光現象?

 「KIC 9462852」は2009年、NASAのケプラー宇宙望遠鏡によってはくちょう座と琴座の間観測された太陽よりも明るく巨大なエネルギーを持つ連星だ。

 依然として謎多き天体であるが、2015年9月、タバサ・ボヤジアン氏率いるイェール大学の研究チームによって「KIC 9462852」に普通では見られない不規則な減光現象が観測された。文頭に記したように、NASAは複数の惑星や彗星によって光が遮られた可能性が高いとする見解を発表するも、そこには疑問が残った。NASAの見解が正しいならば一定の周期にもどづいて減光現象は観測されるはずなのだ。この異様な現象に物理界は一時騒然となった。

 ボヤジアン氏は過去2009年から2013年までの4年間のデータを観察すると、減光現象は不規則に5~80日の間隔で、最大20パーセント強のレベルまで急激に落ち込むことがわかった。

「このような現象をみせる星は今までみたことがありません。データの不備を疑いましたがそれもないし、具体的な説明ができない」

 とボヤジアン氏は語っている。

 たとえ太陽に木星級の惑星が通過したとしても、遮られる光はせいぜい数パーセント。今回のように最大で22パーセントも減光する科学的説明がつかないでいるのだ。

 そんな中、ペンシルバニア州立大学の天文学者ジェイソン・ライト氏によって「ダイソン球」のような高度な文明を持つ宇宙人によって作られた建造物のせいではないかという説がだされた。

「ダイソン球」とは、1960年にアメリカの物理学者フリーマン・ダイソンによって提唱された、恒星が出す光熱エネルギーを最大限利用するために、恒星の周囲に巨大な構造物をめぐらせ利用するという「スタートレック」をはじめSF作品にもとりあげられるものだ。

 もし「KIC 9462852」の減光現象が、高度な文明を持つ宇宙人が建設した巨大建造物によって遮蔽されているとしたらと胸をときめかせていた人もいる中、SETIによる調査が進められた。しかし、「宇宙人建造物説」を示す証拠は見つからなかった。そこで科学者たちは「彗星遮蔽説」に収束しようとしていた矢先、新たな発見がなされ、事態は急変しているのだ……。

■再び蘇る「宇宙人建造物説」

 今年に入って、宇宙物理や天文学を専門とするルイジアナ州立大学のブラッドリー・シェイファー教授がこの謎の解明に挑み、意外な発見にたどり着いた。

 ハーバード大学に保管されている1世紀前の写真乾板からのデジタルデータまで遡ってみると、「KIC 9462852」からだと考えられる光が1890年から1989年の間に何回も不定期に暗くなっていることを突き止めたのだ。この100年の間に一定の間隔で減光現象が確認されたことは、NASAによる「彗星遮蔽説」を否定するに十分な成果だ。

 なぜなら、彗星群によって遮蔽されたとしても、それが長期間に渡って一定周期のもとに観測されることはありえないからだ。一体これはどういうことなのだろう?

 ブラッドリー・シェイファー教授は、
「概算するに20パーセントの光が遮蔽されるためには少なくともその星の5分の1の大きさを持つ物体が手前にあることになります。さらに、一瞬で通り過ぎる彗星や惑星によってそこまで減光されるということは非常に考えにくいです。仮に宇宙人による巨大建造物であったとしても、もう少し調査・解析をすすめていく必要があります」と語っている。

 NASAが示した「彗星遮蔽説」が否定されると、今のところ考えつくことはもう「宇宙人建造物説」しか残っていないのが現状だ。今後どのような見解に落ち着くのか楽しみではあるが、「KIC 9462852」の減光現象が確認された当初は「宇宙人の建造物説」など、非科学的な意見に捉えられて誰も相手にしていなかったが、今のところそちらの説の方が「彗星」よりも優勢のようだ。本当にこの宇宙のどこかにそんな巨大建造物が存在するのかもしれない。

(アナザー茂)

※画像は「Thinkstock」より

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