盗撮は当たり前、塩の手渡しはNG…? イラク日本人人質事件で解放交渉した男が書いた『世界のタブー』がヤバすぎる!

盗撮は当たり前、塩の手渡しはNG…? イラク日本人人質事件で解放交渉した男が書いた『世界のタブー』がヤバすぎる!
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 ナルホド……。

 筆者は昨年まで弁護士を務めていた。そのため、世界には私たち日本人の常識をはるかに超えたトンデモな法律や不文律があることは重々承知していたつもりだった。しかしそれにしても、である。ジャーナリストの宇田川敬介氏の新著『世界のタブーがよくわかる本』(笠倉出版社)を読むと、50歳手前のオッサンになってもまだまだ知らないタブーがたくさんあることに衝撃を覚えてしまう。しかも、それを犯した結果、私たちの生命にまで危険が及ぶような深刻な事態を招いてしまう危険があるというのだから、戦慄を覚えざるを得ない。

 では、多くの日本人がまだ知らない「絶対にやってはいけない」世界のタブー、その一例を厳選して紹介しよう。

【その他の画像と動画はコチラ→http://tocana.jp/2016/01/post_8530.html】

■日本人にとってお馴染みのはずの欧米だが……?

 まずは「ヨーロッパ・アメリカ編」から。食も生活様式も、これだけ欧米化した現代の日本だ。それほど私たちの感覚とかけ離れたタブーなど存在しないだろう……と思いきや、とんでもない!

 フランスでは、歩行者が横断歩道を一歩でも外れたら交通事故に遭っても保険が下りないそうだ。日本では、青信号の点滅時に、横断歩道から少しだけ離れた場所をわたろうとする人はどこにでもいる。しかし、「過失相殺」が厳しいフランスでは一律に「横断してはいけない場所で横断した」と判断され、そんな人間を保護する必要はないと考えられてしまうのだ。

 また、アメリカでは気安くトイレの扉をノックしてはいけない、というものがあるそうだ。「抵抗権」の意識が強いアメリカ人にとってこのような行為は、「入っていることがわかるのに、なお催促する」という意味だけでなく、「早く出てこい、チキン野郎」といった喧嘩を売るメッセージになってしまうのだ。扉越しに銃弾が飛んでくることさえ考慮しなければいけないとは……その恐怖で漏らしてしまいそうだ。

 さらにヨーロッパでは、食事中に絶対に塩を手渡ししてはいけないそうだ。塩というものに宗教的な意味も含まれていることは日本も同様であり、ここまでは問題ない。しかし、フランスやスペインでこれを相手に手渡すという行為は、相手が「穢(けが)れたもの」つまり「悪魔が取り憑いている」というように解釈されてしまうのだ。

■中国のヤバさは並みじゃない!

 次は中国のタブー。同じ東アジア文化圏に属する隣国だ、それほど変わった部分など……と考えた筆者が甘かった。なんと中国では、三ツ星以上のランクのホテルで客室(浴室も含む)の盗撮・盗聴は当たり前だという! これは、当局が「防犯上の見地」の名のもとに、ホテルに対して客室の盗撮・盗聴を“義務づける”法律を制定しているためだ。しかも、盗聴しないと営業許可さえ下りないというのだから仰天だ。

 事実、過去に大連のホテルを運営していた著者の元を訪れた海外家電メーカーの業者は、カメラやマイクが組み込まれた家電製品のカタログを片手に営業をしていたという。よくよく考えれば、共産党による一党独裁国家である中国らしいルールではあるが、これ以外にも、人権感覚の点で中国は完全に未開の地であることを改めて感じさせる話ばかりが並ぶ。

■東南アジアでは恐~い殺人鬼に注意!

 今度は、日本人にとって人気のリゾート地も多い東南アジアの話。なんと現地のゴルフ場では、コースの休憩小屋に入ったプレーヤーたちが急にそわそわと貧乏揺すりを始めるそうだ。彼らにその理由を聞くと、「貧乏ゆすりをしていないと死んでしまうから」だと言う! まさか霊や呪いにでも取り憑かれるというのか?

 もはや解説なくして常人に理解することはできないような話だが、これは決してオカルト的な理由ではなかった。マラリアやデング熱を媒介する蚊に刺されるのを防ぐためなのだそうだ。これは、言われてみれば思わず「ナルホド!」と膝を打つ、役に立つ知識である。仕事で東南アジアに行き、蚊に刺された結果マラリアで殉職したのでは、とても成仏などできないだろう。

■中東でイスラム教の戒律を守らないと、拉致されても文句が言えない!

 そして中東のタブーも必読だ。というのも、本書の著者である宇田川敬介氏は、戦時中のイラクに入国した日本人が過激派組織に拉致された「イラク日本人人質事件」(2004年)において、人質解放交渉を行った人物でもあると本書で語られているからだ。当時、インドネシア最大のイスラム教団体と連絡をとり、人質3名のビデオを見せて直接交渉に及んだそうだ。

 その際、イスラム教団体のトップは、イメージとは異なり紳士的な対応であったが、ビデオに映っていた女性の姿を目にすると態度を一変。「肌を露出している」「髪を隠していない」「アラー(太陽神)が宿る子どもの頭に手を当てた」として、突然激怒したという。そう、この3つはいずれもイスラム教の戒律を犯した行為だったのだ。「コーランの精神を学び、コーランの一説でも暗唱できるようにしてからイラクに入るべき。宗教を甘く見たこの連中が悪い」という相手の言葉とともに、残念ながら交渉は失敗に終わったという。そんな苦い経験も、本書を執筆するに至ったひとつの理由だったと推測される。

 このように、著者の豊富な海外経験と豊かな識見をまとめた本書を読めば、誰もが「世の中には、知っておかなきゃいけないことがたくさんあるんだなぁ」と感じること間違いなし。一読の価値ありだ。

※画像は、『世界のタブーがよくわかる本』(笠倉出版社)

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