「7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る」聖マラキの予言が示すローマ崩壊

「7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る」聖マラキの予言が示すローマ崩壊

■庶民派教皇フランシスコ誕生

 前教皇ベネディクト16世が、約600年ぶりの生前退位を決め、世界を驚かせたのは、2013年のことだ。その後、115人の枢機卿によるコンクラーベ(教皇選挙)で選ばれた新教皇は、ホルヘ・マリオ・ベルゴリオであった。

※その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2016/01/post_8715.html

 南米のイエズス会で初めて教皇となった彼は、中世のアッシジの聖フランシスコにちなんで「フランシスコ」と名乗りはじめる。

 聖フランシスコとは、中世ヨーロッパ、清貧を貫き貧者を救った聖人である。医学が発達していない当時、さまざまな病気が蔓延していたが、とくにらい病は「神罰を受けた不治の病」として恐れられていた。そのため、らい病患者は人々から見放され、悲惨な生活を送っていた。

 聖フランシスコは、腐り行く肉体から、腐臭漂うらい病の人々のもとを訪れ、腫れ上がりぐずぐずに崩れた顔や手足を持つらい病の人々に物を施し、病に犯された患部に接吻した。まさに、地を這う人々の救いに生涯を捧げたのである。

 その聖フランシスコの生涯をなぞるかのように、教皇フランシスコも清貧に徹している。彼は住居として、バチカン宮殿内の豪華な公邸ではなく、近くにある寝室が2部屋しかない小さな住まいを選んだ。安物の2,000円以下の腕時計をして、160万円の小さな大衆車を乗り、時には地下鉄も利用する。また77歳の誕生日の晩餐会には、ホームレスたちを呼び寄せ共に祝った。彼の徹底した庶民派気質は、アルゼンチンの労働者階級出身から由来するところもあるだろう。

 こんなにも人気がある教皇フランシスコには、ある不気味な予言がささやかれているのはご存知だろうか? その予言とは、「マラキの予言」である。

■マラキの予言

 中世の大司教、聖マラキによって記された『聖マラキ書』。これは、1143年に就任した165代ローマ教皇ケレスティヌス2世以降の、対立教皇10人を含む111人(または112人かそれ以上)の歴代教皇についての予言が記されている。

【予言はことごとく的中】

●ケレスティヌス2世については、「ティベリウスの城より」と予言。
→ケレスティヌス2世の出身地は、テベレ川沿いにある城の市に生まれている。

●グレゴリウス16世については、「エトルリアの浴場から」と予言。
→グレゴリウス16世が属していた教会は、イタリア北西部のエトルリアのバルネオという地にあった。バルネオは「浴場」という意味である。

 予言は、教皇のことだけではなく、世界的な事件も暗示している。

●ピウス7世については、「強欲な鷲」と予言
→予言通り、ピウス7世在位の時代はナポレオンが猛威を振るっていた。ナポレオンの紋章は「鷹」である。

●聖ピウス10世ついては、「焼けつく火」と予言。
→予言通り、聖ピウス10世在位の時代は、第一次世界大戦が勃発し、ツングースカ大爆発も起こった。

 そして、111番目の予言は、前教皇ベネディクト16世であった。マラキの予言には、「オリーブの栄光」と記されている。教皇としての名前「ベネディクト」は、カトリック最古の修道会ベネディクトから由来しており、そのシンボルは「オリーブ」だった。

 そして、この「マラキの予言」記された最後の112番目の予言にあたるのが、現教皇フランシスコなのである。

■ラスト教皇の予言

 「聖マラキの予言」は短いワンセンテンスで記されているものがほとんどだが、最後の予言はなぜか長文である。

「ローマ聖庁が極限の迫害の中で、ローマ人ペトロが着座する。彼はさまざまな苦難の中、多くの子羊を司牧する。そして、7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る。終わり」

 マラキの予言に沿えば、教皇フランシスコが最後の教皇となる。だが、教皇フランシスコはアルゼンチン出身で、ローマ人でもなければ、ペトロという名前でもない。最期にして予言が外れたのだ……。と思いたいのだが、ここでもう一度、聖フランシスコに話題を戻そう。

■教皇フランシスコはペトロだった!?

 聖フランシスコの正式な名前は、ジョヴァンニ・ディ・ピエトロ・ディ・ベルナルドーネ(Giovanni di Pietro di Bernardone)だ。

 名前の中に、ピエトロ(Pietro)が入っている。ピエトロは発音によっては「ペトロ」とも聞こえるのだ。そう、聖フランシスコの名前には、「ペトロ」という名前が隠されていた。そして、現教皇フランシスコはこの聖フランシスコの名を継いでいるため、この「ペトロ」まで継いでいる可能性がある。さらに、教皇フランシスコはイタリア系移民であため、ローマ人の血を引き継いでいるとも考えられるだろう。

 初代教皇の名はペトロである。ペトロは、キリストの弟子だ。つまり、最後は始まりの終わりを意味し、ペトロからはじまりペトロで終わるということなのだろうか。

 また最後の予言には「7つの丘」という言葉が出てくる。この「7つの丘」は初期キリスト教においては「ローマ」を意味する。これは、ローマの中にあるバチカンの崩壊を意味するのではないだろうか? つまり、カトリックの終焉とも考えられる。

 さらに気になるのが、最近の教皇フランシスコのネガティブな発言である。昨年2015年のクリスマス前に、「このクリスマスが人類にとって、最後のクリスマスになるだろう」という意味深な発言をして世界中を震撼させた。

 ひょっとすると、彼は「マラキの予言」の通り、自身が最後の教皇となる運命を悟っているのかもしれない。

 教皇フランシスコは、バチカンを改革し世界中の不遇な人々を救う救世主なのか? それとも、世界を混乱に陥れるトリガーとなるのだろうか? 

 2016年、今年は「マラキの予言」の意味が明るみになるに違いない。
(文=白神じゅりこ)

※イメージ画像:「Thinkstock」より

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