パリの地下鉄で急増する痴漢犯罪 ― 犯人野放しの現状に怒りの声上がる

パリの地下鉄で急増する痴漢犯罪 ― 犯人野放しの現状に怒りの声上がる

 2015年1月に発生した、シャルリー・エブド本社襲撃事件。そして同年11月に発生した同時多発テロ事件も記憶に新しい、フランスの首都パリ。街には警察や軍隊が投入され、パリの中ではテロへの警戒が強まっているが、実は2015年2月に、テロへの警戒に加えて、もう一つパリ鉄道警察から重大な発表が行われていた。

 なんと、花の都パリの地下鉄で、女性への「痴漢」が急増しているというのだ。しかも2012年以降、毎年10パーセント前後の割合で、その発生件数は伸びているという。同時に報告された「痴漢」の内容も、非常にショッキングなものだった。日本人にはお馴染みの、満員電車内での「おさわり」などという生易しいものだけではない。ホームで待っている女性の腰を後ろから掴んで、ヒップに股間を激しくなすりつける。女性とすれ違いざまに、バストやヒップを揉みしだく。など、日本人の感覚としては「痴漢」というより「暴漢」と表現したほうがふさわしい事例も何件か報告されている。

 パリは性に対して比較的奔放なことで知られている都市だが、流石のパリっ子たちもこれには激怒。パリの鉄道警察は「駅構内や電車内での、女性へのこういった性的ハラスメントを、我々は絶対に見逃すことはできない」と話すが、日本と違い痴漢対策が発達していないせいか、まだまだ逮捕者はわずかで、「なぜ痴漢が増えたのか?」というその社会的な背景は現時点ではまったく解明されていない。ほとんどの事例が単独犯であることだけが、防犯カメラの映像によって判明している程度だ。「マスコミを使い大々的に注意を促してしまったせいで模倣犯が増えているのではないか?」という説もあるが、必ずしも原因はそれだけではないだろう。目撃者や被害者の証言によると、日本人と思しきアジア系の男による痴漢も確認されているという。

 引き続きことの経緯を見守っていく必要はあるが、パリを出張や観光で訪れる際には、女性たちは「テロ」だけではなく「エロ」にも注意が必要なことを、肝に銘じておくべきであろう。
(カルロス矢吹)

※画像は、パリの地下鉄(撮影:カルロス矢吹)

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