実録、タイの性器事情! ニューハーフになるためのすべてを徹底取材!

実録、タイの性器事情! ニューハーフになるためのすべてを徹底取材!

――タイ在住歴15年以上のライターが、現場から最新オカルトニュースを届ける!

 タイというとニューハーフ(現地ではガトゥーイと呼ぶ)が多いというイメージを持つ日本人も多いのではないでしょうか。また、日本人の性同一性障害者(GID、Gender Identity Disorder)が手術をするためにタイに渡航するケースも実際に多い。なぜニューハーフたちはタイを目指していくのだろうか。

■ニューハーフってなに?

 まず、ニューハーフというのは日本独自の呼び方で、英語では、心は女性で身体が男性をMtF(Male to Female)、心が男性で身体は女性である場合をFtM(Female to Male)という。

 基本的なところを説明しておくと、彼らは性同一性障害という一種の疾患で、精神的な性別と肉体的な性別が一致していない状態にある。それを正すための方法のひとつとして、性別適合手術(SRS)というものがある。よく性転換手術と呼ばれるので誤解を招くが、決して性別を転換するわけではない。

 そして、SRSは例えばMtFであれば男性器をすぱっと切って終了という、簡単なものではないことも案外知られていない。タイではいまだに戸籍の性別変更はできないが、日本ではSRSによる性器の形成なども性別変更手続きに関係してくるので、1回で終わるようなものではない大変な手術になる。

 タイに渡航するとやたらと街中でニューハーフを見かける。そのため、タイはニューハーフが生まれやすいと思われがちだが、実際にはそんなことはない。タイで権威のあるSRSの名医はこう語っていた。

「タイでMtFが多いのは文化的にオープンであるからです。いまだGIDがどうして起こるのかは解明されておらず、MtFは1万人にひとり、FtMは3万人にひとりの割合で発生すると考えられているだけです。ですので、人口の多い日本の方が本当はGIDは多いですよ」

【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2016/09/post_10939.html】

 日本においてGIDは社会的にオープンになっていないことから隠している人もいるし、さらけ出す人の中にはショーパブなどに勤めているためにキワモノのように見られてしまう。タイの場合は社会的にオープンなため、女性の服を着て普通に会社員になったり店員として働けるので目につくというだけだ。

 また、タイと日本それぞれで正確なGIDの数は把握できていない。戸籍上の性別を変更したケースにおいては統計が出るが、隠している人や自身がGIDであることに気がついていないこともあって、正確な人数が割り出せない。タイは戸籍変更ができないのでさらに確認しようがなく、また、日本とは逆にGIDでないのにそうであると思い込んでいるケースもあるようで、正確な人数の把握はほぼ不可能と言っていい。

 タイはオープンであるとはいっても、残念ながら本当のGID天国というわけでもない。ノーマルな人には見えないところで彼ら/彼女らは差別を受けているという。街中で知らない人から不意に股間や胸を触られたり、罵倒されることもしばしばあるらしい。タイのニューハーフも明るいようでいて悩みも多いのだそうだ。

■手術はやっぱり日本より安い!

 これだけオープンな社会だと性同一性障害者(GID)に対するビジネスも発達する。そのひとつが性別適合手術(SRS)だ。SRS技術の最先端や開発はやはり欧米の医学界になるのだが、タイは手術件数が多く、医師の熟練度が高い。権威ある医師の場合、年間300日以上もSRSのために執刀しているという。

 これだけ熟練した技術を持っている上に物価が安いため、手術費用も当然安くなる。わざわざ日本人や外国人がタイを訪れても、長年自分が求めていた身体を手に入れて帰っていくことができる。

 例えば外見こそ女性器の雰囲気を持ちつつ膣造形をしない方法は日本では80万円程度が必要になる。タイで権威のあるガモンホスピタルでは24.5万バーツ、現在は1バーツあたり3.08円なので、75.4万円になる。
 
 このケースでは渡航費用を考えるとあまり得にはならないが、もう少し技術的に高度なS状結腸法という膣の作り方で比較してみる。この手術は小腸と大腸を繋いでいるS字(S状)結腸を切り取って造膣を行い、特に性行為の感度がいいとされる方法になる。日本ではこれは190万円はするが、タイでは40万バーツ、約123万円。実に70万円近い差が出てくる。

 これだけの差があれば渡航費を考慮したとしても日本よりは低予算で施術を受けることができる。さらに、タイの場合は病院へ申込んでから施術までの時間が早いので、待たずに利用できるメリットもある。

 先ほどの料金例はMtFだが、逆にFtMにおいても同様に料金差は大きい。ただ、FtMはMtFと比べて手術工程がかなりたくさんあり、単純比較は難しい。また、すべてのSRSを完了させるには2年以上はかかり、根気と体力、経済力が必要になる。そのため、現実的にすべての手術を受けられるFtMはあまり多くない。

 FtMの施術のひとつとしてペニスの形成があり、術前に自身の腕や脚などの肉を剥いで使うことになる。その場合、事前に剥ぎ取る部分にカテーテル(管)を通しておき、尿道を形成させておかなければならない。これには数ヶ月を要する上、その後ペニスとして下半身に縫合しても、神経や血管がしっかりと根付くかどうかは運次第。場合によっては壊死することもあり、数ヶ月を費やしてもすべてが水の泡になる。

 それでもタイにやってくるFtMは増えており、近年はMtFよりもその割合が多くなっているという。それはやはりタイの技術力と費用の安さが理由になるのだろう。FtM向けのSRSで初期に行う子宮・卵巣摘出手術は日本では85万円前後かかる。これがタイでは術法にもよるが安い方法で8万バーツ、約25万円だ。3分の1以下の料金と安いのだ。

■アテンドをしてくれる業者も重要

 このようにタイはニューハーフ天国ではないにしても、性別適合手術(SRS)の技術は非常に高度で、しかも安価というのは事実だ。しかし、ひとつだけ問題も出てくる。それは慣れない海外でどうやってSRSを受ければいいのか、という現実的な問題だ。

 タイの医師は非常に優秀であり、タイ語で医学用語を表すと異様に長くなることから、学生時代から英語を使うことが日常的になっているため、英語力も高い。患者が英語を解せるのであれば、意思疎通は大丈夫だろう。

 しかし、英語が苦手だという人はどうなるのか。

 そこはSRSでも世界的に有名なタイである。バンコクには日本語通訳を含めたアテンド業者がたくさんある。こういった業者を経由すると、アテンド料金は取られるものの、通院・入院中の日本語通訳、その他滞在中のサポートを受けることができる。

 SRSにおいて世界的に共通していることに、誰でも頼めばできるものではない、というものがある。手術を受けるには精神科医など2人以上の診断書が必要なのだ。タイもそのワールドスタンダードに則っており、2人以上のタイ人医師の診断書を必要とする。これらの案内もアテンド業者が行ってくれる。

 ただ、日本人経営のアテンド会社も怪しいところがいくつかある。タイで日本人性同一性障害者(GID)を受け入れている「タイランドSRSガイドセンター」代表の横須賀氏が教えてくれた。

「医療ツーリズムの流行でタイでもアテンドをする業者は増えました。GID受入を専門とするところも多いです。ただ、その中のいくつかは法人化していないところもあるようです。認可や働いている人の労働許可証の問題もありますが、それよりも万が一なにかあったときに、その人たちはどこまで責任を負ってくれるのかが不透明です」

 高度な技術を持つタイのSRS業界だが、悪徳病院も存在する。まるで童貞が女性器を見たことがない、あるいは処女で男性器は話でしか聞いたことがないような者が性器を造形したのではないかと疑いたくなる大失敗も多々ある。ベテラン揃いの病院でさえ術後の容態変化に十分に気をつけているのに、そういった悪徳病院は適当に手術を行い、例えば翌日に患者を退院させることだってある。

 日本人がいる業者はそこまでの悪徳病院に案内することはまずないが、しかし、万が一話していた内容と違っていたり、通訳時に誤訳をしていたとしたら。そのときに彼らはどう責任を取るのだろうか。そこが心配なのだ。

 タイのSRSは高度なわりに安い。そのかわり、渡航前にしっかりと下調べを行い、「タイランドSRSガイドセンター」のような、安心して任せられるアテンド業者を見つけなければならない。
(写真・文=高田胤臣)

※取材協力:タイランドSRSガイドセンター

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