シャンプーや化粧品の「天然無添加は安心安全」はウソ? 天然表示は“自称”に過ぎない!

シャンプーや化粧品の「天然無添加は安心安全」はウソ? 天然表示は“自称”に過ぎない!

――サイエンスライターのヘルドクター・クラレ作! 正体不明のマッドサイエンティスト・喪葉夜子と、体育教師の院手らるが“世の中で曖昧にされている理科知識”を解説する対談ストーリー!

【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2016/12/post_11690.html】

■天然成分と合成成分の違いと線引きとは?

夜子 合成石油系商品は悪! 天然由来の植物成分なら善! っていうけど……いやいや、石油ってもデボン紀とか石炭紀とか古生代の植物由来じゃーん。ちょーー植物由来じゃなーい(★石油の由来は諸説有るけどな)。じゃあ石油系商品も「3億年の時の流れが生み出した奇跡の石の滴(しずく)由来の安心安全なんとか」みたいに売れるんだから、そしたら自然派ママに馬鹿売れじゃ!

らる いやいやそういうヘリクツじゃなくって~。

夜子 シャンプーだろーが、なんだろーが、合成も天然も“良さ”の判別にゃーならんよ。肌に合うかどうか、あれこれ買って自分で試してみるしかないねー。一般的に合成って言われているのは、石油化学工業製品のことね。それ以外の動植物由来の成分のことを自然成分なんて呼んばれているんだけど、実は法的な規格もないただの“自称”にすぎないのよ。

例えば口紅から傷薬まで広く使われているワセリンは、石油由来だけど飲もうが塗ろうが無害。そもそも、石油の中には人体に無害なものから有害なものまでどっさり含まれているのだから、石油由来が全部悪いなんていうのはおかしな話よ。石油の一部の成分を原料に合成されたものの中には、薬から毒、そして無害なものまで本当に様々あるの。だから石油化学製品だから体に悪いとか、わけわからん主張やね。石油工業品を否定するなら合成繊維の服着んなw

自然のものは体に良いなんてのも意味不明な理論で、そこいらの雑草だって8割くらいはなんらかの毒がある。それに食べて体に良いモノだって塗るととたんに肌に悪いなんてものもざら。ましてやアレルギーもあるので、自然由来と石油製品で善し悪しなんて二元論で考えること自体がアホらしい。だから自然素材なんて言葉自体が馬鹿げてるのよ。

らる じゃー無添加で選べばいいのね。

夜子 無添加ってのは、旧表示指定成分に該当するものが入ってないってだけで、商品の善し悪しには何の関係もないんよ~。旧指定表示成分は100種類あまりで、それ以外の成分は約5000種あるんだから、こっちもホント無意味な表示ね。もちろん無添加って言葉も国が決めたガイドラインもなくて「自称」。

らる え~! 逮捕された人の映像でよく見る「自称アーチスト 無職なんとかごんべい」的な……。

夜子 そんなもんヨー。

(文=クラレ/サイエンスライター)(イラスト=くがほたる)

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