
今月8日朝、人気アイドルグループ「私立恵比寿中学」のメンバー・松野莉奈さんが亡くなった。18歳という若さでの突然死にファンの間には動揺と深い悲しみが広がっている。
各メディアの報道によると、松野さんは体調不良のため7日のライブを欠席、8日午前5時ごろ、両親が119番通報して病院に救急で運ばれたが、病院で死亡が確認されたという。詳しい死因は公表されていないが、松野さんのInstagramでは、亡くなる数日前まで写真がUPされていたことから、急激に病状が悪化した可能性があるとみられている。
10代での突然死は珍しいものであるが、世界に目を向けてみると、若くして命を絶った有名人や歴史上の人物は意外と多く、人生は長さではなく密度だということがわかる。そこで今回は、海外メディア「Toptenz」を参考に、18歳で突然命を奪われた5人の有名人をご紹介したい。
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■岡田有希子(1967年8月22日~1986年4月8日)
18歳で亡くなった日本のアイドルといえば、即座に岡田有希子の名を思い出す方も多いだろう。
岡田有紀子は1967年8月22日、愛知県一宮市で2人姉妹の次女として誕生した。オーディション番組『スター誕生』を機に、芸能界デビューを果たし、『日本レコード大賞』最優秀新人賞をはじめ音楽祭の賞を総なめにするスター歌手にのし上がっていった。
ところが、人気絶頂だった1986年4月、自宅マンションでリストカットを行いガス自殺を試みる。この時はガスの異臭に気付いた住民の通報で駆けつけたレスキュー隊により救出されたが、近所の病院で治療を受けた後、自身が所属する事務所が入居しているビルの屋上から飛び降り、即死した。18歳だった。報道後から、若者の相次ぐ模倣自殺が流行し、大きな社会問題となった。
自殺の動機としては、うつ病や『禁じられたマリコ』で共演した峰岸徹から振られたことが原因といわれているが、真相は不明である。報知新聞の記者が撮影した岡田さんの自殺遺体は今でもネット上に出回っている。
■ロブ・ノックス(1989年8月21日~2008年5月24日)
ハリー・ポッターシリーズ『ハリー・ポッターと謎のプリンス』でマーカス・ベルビィ役を演じたロブ・ノックスさんも18歳の若さで亡くなっている。
2013年5月24日夜、ノックスさんは弟のジェイミーや有人らと、ロンドン南東部ケント州シドカップのバーで酒を飲んでいたところ、ナイフを手にした男(21)に刺され死亡した。
ノックスさんは『ハリー・ポッター』出演を機に、その演技力が評価され多くの映画・テレビ出演のオファーを受けていた矢先の出来事だった。
■ヘリオガバルス(203年3月20日~222年3月11日)
ローマ帝国第23代皇帝へリオガバルスは、政治的無能と退廃した性生活から「最悪の暴君」として歴史に名を残している。バイセクシャルであったヘリオバルガスは、公衆浴場の女風呂に侵入するなどの痴態にとどまらず、巨大な男性器を持つ男性を宮廷に招き情事を繰り返し、自らも男娼として体を売り、金髪の男性奴隷エロクレスの妻として従っていた。
その後もヘリオバルガスの奇行は徐々にエスカレートしていき、自身の信奉する神「エル・ガバル」への貢ぎものとして少年を殺害するまでにいたったが、これにローマ市民は激怒。近衛隊もついに愛想を尽かし、従兄弟にあたるアレクサンデルとともに軍をたちあげ、宮殿に進軍、ヘリオバルガスを殺害した。
濃密で常軌を逸した人生からは想像し難いが、ヘリオバルガスもわずか18年で生涯を閉じている。
■ヘンリー・フレデリック・スチュアート(1594年2月19日~1612年11月6日)
スチュアート朝のイングランド・スコットランドの王太子、ヘンリー・フレデリック・スチュアートも、病により18歳の短い生涯を閉じている。
イングランド王兼スコットランド王ジェームズ1世の長男として生まれたヘンリー王太子は、幼少の頃より聡明な美男子として知られ、周囲の期待は父ジェームズ1世を脅かすほどであったという。あるエピソードでは、親子そろって狩りにでかけた折、狩りに熱が入っていないとジェームズ1世に諌められた王太子は、父から逃げることなく、むしろ反撃に向かったため、その勇ましい姿に、従者は皆ヘンリー王太子にほれこんでしまったほどだそうだ。
将来を熱望されていた王太子であるが、1612年チフスに倒れ、あえなく亡くなってしまう。その後、王位は弟のチャールズ1世に継承された。
■ツタンカーメン(紀元前1342年頃~紀元前1324年頃)
古代エジプト第18王朝のファラオとして君臨したツタンカーメンも、短命の王として知られている。18歳というあまりにも若い死に「毒殺説」や「頭部打撃説」などが検討されてきたが、未だはっきりしたことは分かっていない。近年の研究では、父アメンホテプ4世と母アメンホテプ3世王女が同父同母のきょうだいであった証拠が発見されており、近親相姦による遺伝性の障害を抱えていた可能性が高いとされている。2014年には、「ヴァーチャル検死解剖(virtual autopsy)」により、女性のような広い腰と湾曲した足を持ち、10代後半にもかかわらず杖がなければ歩くこともできない姿だったことが明らかになっている。
如何だっただろうか? どのような理由であれ、18歳という若さでの死は痛ましい。今回亡くなった松野さんのように、志半ばでの突然の死はなおさら悲しいものだ。故人のご冥福をお祈りしたい。
(編集部)
※イメージ画像は、「松野莉奈公式Instagram」より引用
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