【衝撃】ネコは一度の出産で複数のオスの子どもを生んでいた! 人間でも“起き得る”トラブル「異父過妊娠」の神秘を理学博士が解説

【衝撃】ネコは一度の出産で複数のオスの子どもを生んでいた! 人間でも“起き得る”トラブル「異父過妊娠」の神秘を理学博士が解説

 ネコは一度の出産で3~5匹の子猫を生む多産な生き物だ。19匹を生んだという記録も残っている。だが不思議なことに、同じ母から生まれた子猫たちの目や毛皮の色や模様は非常に異なっている。これはなぜか? サイエンスメディア「Popular Science」によると、その理由の一つは“複数のオスの子どもを生んでいる”からだというのだ。

【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2018/02/post_16017_entry.html】

■異父兄弟を一度に出産

 ネコは別々のオスの子どもを一度に妊娠することが可能なのだが、それは排卵期の間に何度も排卵できる性質による。メスのネコは交尾の刺激で排卵するのだが、二度目、三度目の交尾でも排卵し、その時々の相手の子どもを妊娠する。これを同期複妊娠という。

 家の中で飼っているならともかく、野良ネコでは発情期の間、複数のオスと交尾するのが普通なので、異父兄弟を一度の出産で生むのはありふれたこととされる。このような性質にはオスとメス、双方にメリットがある。メスネコからすれば父親が1匹の場合より多様な遺伝子を持った子猫を一度に生め、一方のオスネコにとっては、二番手、三番手でも子孫を残せるという利点があるのだ。

■人間でも起こりうる!?

 同様の現象はイヌやウシなどさまざまな哺乳類で見られるのだが、驚くべきことに人間でも報告されている。米「CNN」報道によると、2016年にもベトナムで父親の違う二卵生双生児が生まれたという。双子なのにあまりにも容姿が違うことから、当初は病院での取り違えを疑われたが、DNAを検査したところ、父親が異なっていることが判明したのだという。

 だが、ネコとは違い、周期的に排卵するはずの人間でこのような現象が起こるのは何故なのか? 生物学に詳しい理学博士X氏に尋ねたところ、通常ならひと月に1回の排卵が2回起こり、その前後に複数の男性と関係を持つという条件が重なるとこのようなことが起きると考えられるという。あるいは、たった一度の排卵であっても、その前後に複数の男性と乱交したような場合には起こる可能性があるというが、いずれにせよ極めて稀な事象だけに詳細は不明ということだ。

 別々の父親を持つ双子の事例はアメリカなどでも報告されており、親権を争い裁判沙汰になることもしばしばだ。最近では生殖医療がもたらしたケースも報告されるようになり、2017年には代理母が依頼人夫婦の子どもと自分自身と夫の子の両方を同時に妊娠するという珍事まで起きている。

 この事例では、依頼人の受精卵を移植した後に排卵が起き、夫との間に子どもができたのだという。このような現象は「過受胎(superfetation)」と呼ばれており、これまでに11例ほどしか報告されていないという。

 なお、この事例もやはりトラブルとなっている。依頼人夫婦は双子の片割れを引き取ることを拒否し、代理母側に対して違約金まで請求してきたという。事件を報じた「New York Post」の記事によれば、最終的に代理母が自分の子どもを引き取り、違約金は仲介業者が支払うことになったとのことだ。

 身近なことながら、生殖とは誠に不思議なものだ。生物学や医療の発達した現代でも、妊娠・出産はまだまだ分厚い神秘のヴェールで包まれているのである。
(編集部)
※イメージ画像は、「Thinkstock」より

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