エロい気持ちになる“発情薬”は実在するか? 知られざる真実を解説!【ググっても出ない毒薬の手帳】

エロい気持ちになる“発情薬”は実在するか? 知られざる真実を解説!【ググっても出ない毒薬の手帳】
       

「エロい気持ちになる薬ってあるんでしょうか?」

 薬理学者なら誰もが一度は聞かれる質問でしょう。何? 聞かれたこと無い? ソウデスカ……。Anyway, ともかく、エロい気分になるクスリというのはこの世に存在するのでしょうか? 今回はいわゆる発情剤の可能性について考えていきましょう。

【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2018/02/post_16058_entry.html】

●発情剤なんてあるの?

 発情させるクスリやエロい気持ちにさせるクスリ。有るのか無いのかと問われれば無いことも無い……というのが正解でしょう。以前紹介した、MDMAやMDAといった麻薬の類いがまずトップバッターとして挙げられます。

 MDMAやMDAなど、頭に”MD”とついているのは、メチレンジオキシ環というベンゼン環に酸素2つを付けてそれを繋いだ顔みたいな特殊な分子構造をしています。この骨格を持つアンフェタミンやメタンフェタミン(覚醒剤)は、脳内の変なスイッチを入れまくります。ドーパミンやノルアドレナリンの放出を亢進するだけでなく、セロトニンの分量もアップし、その結果、物事を好意的に判断するスイッチがオンになると言われてます。

 要するに誰でもハッピーでラブリーな気持ちになり、誰かとコミュニケーションを取ろうという気持ちになったり、相手に深く共感するようになったりと情動的になるのです。例えば、これを双方が飲んでいた場合は「恋に落ちやすい」状態になったともいえます。つまり惚れ薬として機能するわけです。

 当然、薬の効果が切れた後はぶり返しでアンハッピーになることも多く、興奮時には神経へのダメージも当然あります。何度も使っていると脳の回路自体がおかしくなるので、「麻薬」として厳しく管理されているのです。

 多くの国で麻薬として禁止されながらも、MDAやMDMAがパーティドラッグとして、若者を中心に大きな需要がある理由をお分かりいただけたでしょう。

 さらに、最近話題になっているメチレンジオキシ環構造を持つ麻薬として、MDPVこと(3,4-メチレンジオキシフェニル)-2-(ピロリジン-1-イル)ペンタン-1-オンという成分があります。画像にもあるように、複数の麻薬や向精神薬の構造を持っており、合体合成獣的な形をしています。

 脳内では非常に強力なドーパミンとノルアドレナリンの放出を促進するようで、単純力価ではコカインの20倍という、ちょっとアカンレベルの凶悪さがあります。さらにメチレンジオキシ環を持つ麻薬は、幻覚作用を持つことが多いのですが、MDPVはそのレベルも高く、テンション爆挙げ+欲望解放+幻覚という凄まじいコンボによって、理性を完全に失わせ、狂乱状態に陥らせます。もはや麻薬と言うより、毒というか兵器に近い作用があります。

 こうした薬が存在するので、薬理学的には惚れ薬というのは「無い」とはいえないわけですが、当然オススメできるものでもないです(何より違法だよw)。

●マイルドな発情剤ってないの?

 ぶっちゃけ男は性に関しては単純な生き物です。バイアグラのような勃起を維持する薬(間違われやすいが勃起させるクスリではなく萎えにくくするクスリであるということ)などで勃起させると、勃起している信号から脳が速やかにムラムラに変わるという単純回路があります。男向けの発情剤なんてものはそんな程度といえます。

 女性には、当然そうした薬は効果が無く(一部あるんじゃないかという論文はありますが)、あったとしても効果が高いとはとても言えません。それどころか、頭痛やほてりといった副作用が出て気持ち悪いだけのクスリであることが多いようです。性器に血液が集まったからといって男性のように即発情するなんて単純な回路は、そもそも女性には存在しないのです。男性と比べ、女性の発情とは非常に複雑なもののようです。

 しかしながら、男女ともに使える性機能障害の治療薬として、アメリカのパラティン・テクノロジーズ社のPT141というペプチドホルモンが期待を集めていたことがあります。このペプチドホルモンには人間の情動を高める効果があることが発見され、性機能障害の治療薬としての試験が2003年から行われました。

 が、このクスリは現在も出回っていません。すでにおわかりだと思いますが、安全性試験のテストでアレルギー誘発の可能性などが示唆され、なんやかんやで製薬化の道は絶たれてしまったのです。

 ということで、現在女性にバッチリ効く安全な「発情剤」は「ろくにない」という曖昧な回答になります(笑)。

 なかなか世の中上手くいきませんね!!

(文=くられ)

※イメージ画像:「Thinkstock」より

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  • 匿名さん 通報

    ぱふぱふは?

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  • 匿名さん 通報

    人間は主に酸は筋肉から,塩基は脂肪から取り出す。好酸活動を語る男性は筋肉質となり,抑圧的な女性は脂肪的な体質となり,作用するホルモンにも違いがある

    12
  • 匿名さん 通報

    人間は主に酸は筋肉から,塩基は脂肪から取り出す。好酸活動を語る男性は筋肉質となり,抑圧的な女性は脂肪的な体質となり,作用するホルモンにも違いがある

    12
  • 匿名さん 通報

    最後かア,ソコだ。くだらん真似をさせるなハゲ

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  • 匿名さん 通報

    胃癌・肺癌まぁエじゃなかった色々だ。さて置いといて女性の分泌物には脂質などが特に多いが,その分泌を促すものには思春期の心身症ストレスによるニキビなどに始まり,涙(アルカリ性),

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