“ムネリン”の愛称で親しまれた川崎宗則内野手がソフトバンクホークスを退団することになった。26日、川崎が球団に自由契約を申し入れ、球団側が意思を尊重した。川崎は昨シーズン、6年ぶりに古巣に復帰。米国仕込みのプレーでチームを盛り上げたが、人工芝でのプレーの影響もあり両アキレス腱を負傷。7月下旬からは福岡・筑後市のファーム施設でリハビリを続けていたが、復帰は叶わなかった。
川崎は球団を通じて「昨年の夏場以降からリハビリを続けてきましたが、同時に自律神経の病気にもなり、体を動かすのを拒絶するようになってしまいました。野球から距離を置いてみようと決断しました」とコメント。そのなかでも目につくのは「自律神経の病気」という文言だ。関係者が明かす。
「アキレス腱のケガよりもメンタル面の問題の方が大きい。明るいキャラクターで親しまれる川崎選手だが、実は繊細な性格で有名。思うように回復しない体とチームに貢献できないもどかしさから、昨年からうつ病に近い症状を訴えていた。体重も10キロほど落ち、野球どころではなかった」
「週刊ポスト」(小学館)の4月6日号では、川崎の去就について実父を取材。父は「何も答えられないんです。でも、生きてますよ、ハッハッハッ」と笑っていたが…。
「誌面には書かれていませんが、実の父親とも意志の疎通が図れないほど、川崎選手の病状は深刻なようです。オフに入院させたようですが、快方とはいかず、逆に心身ともに追い込むことになったそうです」(事情通)
一部では尊敬する米大リーグ・マリナーズのイチローと離れ離れになったことが「一因なのでは?」という見方も広まっているが、現時点で因果関係は不明だ。
「とにかく、いまは彼が明るさを取り戻すことが最優先。自由契約になったことで、肩の荷が下りればいいのですが…」とはスポーツ紙記者。仮にうつ病だとして、それが悪化すれば、最終的に自傷行為にも走りかねない。実父も球団幹部も堅く口を閉ざす“ムネリン”の今――。日本球界の至宝だけに、急かさず温かい目で見守ることが重要だ。
※逆境を笑え 野球小僧の壁に立ち向かう方法 (文春文庫)
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