大地震が起きると、3日以内に“地球の裏側”でも大地震が誘発される! 定説を完全に覆す驚愕事実が判明(最新研究)

大地震が起きると、3日以内に“地球の裏側”でも大地震が誘発される! 定説を完全に覆す驚愕事実が判明(最新研究)
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 今月、地震に関する信じられないような研究成果が発表された。米・オレゴン州立大学(OSU)の研究チームによって、ある大地震が発生すると、その3日以内に地球の反対側でも大地震が誘発されることがわかったというのだ。過去の地震研究を大きく覆す信じがたい内容だが、これが真実だとすれば、日本付近で起きる大地震の予知にも役立てることができるかもしれない。


■定説を完全に覆す驚きの研究結果

『サイエンティフィック・レポート』誌に掲載された今回の研究は、1973~2016年に世界各地で起きた地震データを解析したもの。その結果、M6.5以上の大地震が発生すると、3日以内にM5.0以上の地震(余震を除く)が地球のどこかで起きる確率が高くなることがわかった。しかも驚くべきことに、誘発される地震は、元となる地震の震源から“地球の裏側”に当たる場所で起きることもあるという。さらに、誘発される地震の多くは、元となる大地震の震源から(同緯度を0度として)30度以内の方角の範囲内で起きていることも判明した。

【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2018/08/post_17949_entry.html】

 このような研究結果は、世界の地震学者や前兆現象を研究してきた人間にとって、にわかには信じがたい内容だ。というのも、地震が発生するとそれがプレート活動によって起こったものならば同じプレート内で、活断層地震ならば同じかまたは隣接する活断層上で地震が誘発されることはあっても、地球の裏側にまで影響を及ぼすということは、あり得ないと考えられてきたからだ。

 研究者たちは対象となる地震データを注意深く扱い、比較対象としてM6.5以上の大地震が起きていない期間の3日間も抽出したが、やはり統計的に顕著な差が表れたという。しかし、それに対する科学的な説明は(仮説としても)一切示されていないため、その点が今後の最重要課題となると思われる。大地震を引き起こすエネルギーが、地球の反対側までどのようにして伝わるのか、さらなる研究が求められる。


■地震は“本当に”地球の裏側へと伝播する!

 今回OSUが公開した(a)、(c)、(e)の3つの地震発生マップを用いて、大地震の後にどの地域で地震が誘発されていたのか、USGS(アメリカ地質研究所)の地震データベース上で調べてわかりやすく図示することを試みた。実際には下記のリスト以外にも該当する地震は起きていたが、今回は主に日本および日本付近で起きた地震を抽出している。

(a) 2010年2月27日6:34 チリ・マウレ地震 M8.8、死者342人

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2010年2月27日12:19 沖縄本島近海 M5.2 他、M5クラス
2010年2月28日8:17 千葉県東方沖 M5.6
2010年2月28日22:07 秋田県内陸 M5.1


(c) 2007年8月15日23:40 ペルー地震 Mw8.0、死者510人以上

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2007年8月16日0:22 千葉県東沖 M5.3
2007年8月16日8:39 ソロモン諸島 M6.5


(e) 1992年9月2日0:16 ニカラグア M7.6、津波も含め死者約170人

↓↓↓

1992年9月2日10:23 グアム島 M5.4
1992年9月2日5:50 インドネシア東ジャワ島北沖 M6.7
1992年9月4日7:37 宮城県沖 M5.0

※発生時刻はすべてUTC(グリニッジ標準時)

 まず(a)のチリ・マウレ地震だが、発生から3日以内に日本でM5以上の地震が数回起きていた。図でわかるように、この時に誘発されて起きたと思しき地震は、日本を含む東アジアあたりで多かった。

 (c)の例では、日本では千葉県東方沖でM5クラスの地震が誘発されたほか、ソロモン諸島でもM6.5の大きな地震が起きた。

 (e)では、日本の宮城県沖でM5クラスの地震が誘発されたほか、より南方のグアム島やジャワ島でも地震が起きた。OSU 公開のマップを見ると、(c) と(e)の場合はとりわけ元となる大地震の震源と緯度がそれほど変わらないエリアで地震が多く誘発されていることがわかる。

 では、日本で観測史上最大級となった3.11の後、世界各地でどのような地震が誘発されていたのだろうか? 図のように、東北地方太平洋沖地震(M9.0)から3日以内に、日本と同じくらいの緯度に位置するメキシコ西沖カリフォルニア湾でM5クラスの地震が5回も起きていることがわかった。また、2003年9月26日の十勝沖地震(M8.0)では、発生翌日となる9月27日にロシア・シベリア南部でM7.3の大地震が起きていた。この震源も、地球の裏側とまではいかないものの、緯度がそれほど変わらない地点で起きたものだ。

 このように、科学的なメカニズムは不明だが、大地震が発生すると数日以内に世界のどこかで(特に緯度が近い地点で)大きな地震が起こりやすいという法則が確かに存在するように思えてくる。やはり、日本とそれほど緯度が違わない遠方(南米チリやペルーなど)でM6.5以上の大地震が発生した場合、3日以内にM5以上の大きな地震が誘発される可能性があるものとして警戒するべきだろう。あくまでも「傾向がある」という程度だとしても、過去の事例に鑑みれば、警戒するに越したことはないはずだ。

 これだけ科学技術が発達した現在でも、「地震予知は不可能だ」と頭ごなしに否定する風潮が強い現代日本では、地震による犠牲者が減少することはなく、むしろ南海トラフ巨大地震や首都直下地震で想定以上に多くの死者が出ることも考えられる。しかし重要なのは、どんなことでも“可能性がある”ならば、あきらめず研究してみようとする姿勢なのではないだろうか?
(百瀬直也)


※イメージ画像は、「Thinkstock」より

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