ケロッピー前田が驚愕の「ボディサスペンション世界大会2018」最新報告!

ケロッピー前田が驚愕の「ボディサスペンション世界大会2018」最新報告!

 カルチャーが生まれ出る現場に立ち会うべく、世界の旅を続けるケロッピー前田に、トカナがズバズバっと迫ってみた。(聞き手=角由紀子)

【その他の画像はコチラ→https://tocana.jp/2018/09/post_18093_entry.html】

――今年の夏は結構長く海外に行かれてましたね?

ケロッピー 「そうですね。前半は写真家として、ドイツのフランクフルトで展示をしました。ベルリンでもフォトスライドショーをやって好評をいただいています。そして、昨年に続いて、ノルウェー・オスロのボディサスペンションの世界大会『サスコン』に再び、行ってきました」

――なかなか盛りだくさんじゃないですか!

ケロッピー 「たぶん、皆さんの関心が最も高いのはボディサスペンションの世界大会でしょう。昨年、『クレイジージャーニー』で紹介されたこともあって、今年は日本から4人の改造愛好者が初参加。毎年、大会自体は国際色豊かですが、欧米中心でアジア地区からの参加は珍しく、歓迎ムードで受け入れられました。今年は世界18ヶ国から約90人が参加しましたが、そのなかでも日本人チームはかなり目立っていたと思います。主催者によれば、昨年まで日本人の参加はなかったといいますから」

――世界大会というと、何か技を競うようなイメージがありますけど、いきなり初参加って、大丈夫なんでしょうか?

ケロッピー 「世界大会といってもサスコンは誰が一番とか、優劣を競うものではありません。どちらかというと、人を吊る立場の技術者たちの情報交換やスキルアップのための大会と言った方がいい。現在、世界各国には30くらいのサスペンションチームがあって、今年はそのうちの21チームのメンバーが参加しています。そんな経験豊かな技術者やスタッフが、サスコンならではの友好的でリラックスした雰囲気を作り出しています。その上で、高度な技術と優れた道具を揃え、どんな吊り方にも柔軟に対応する様子に、日本人チームも興奮を隠せなかった様子でした。彼らもかなり解放された感じだったので、オスロならではの自由な雰囲気のサスペンションを堪能できたんじゃないかな」

――日本人の参加者はどんな吊り方に挑戦したんですか?

ケロッピー 「シーソーのように吊り具の両端に吊られて回転するスピニング・ビームや野外での滝に挑戦した男女2人、約2.5メートル四方の立方体キューブのなかで仰向け(コーマ)に固定されて完全無重力の瞑想体験を楽しんだ女の子、今回が初めてのサスペンションで背中(スーサイド)で吊られた男の子などがいました」

――ええっ、すごいじゃないですか!

ケロッピー 「みんな楽しかったんじゃないかな。背中で吊られた大阪から来た男の子以外は、みんなサスペンションの経験が豊富だし、海外という環境の違いもあって、かなりテンションが上がったと思いますよ」

――今年の注目の吊りってなんでしょうか?

ケロッピー 「オーストラリアから参加の女性が挑んだ顔面のサスペンションですね。現在、50種類近くあるサスペンションの吊り方の中でも最も難しいと言われているもののひとつです。彼女のケースでは、おでこに中央&左右の3つ、頬の左右の2つ、首への負担を軽減するために胸部に1つ、都合6つのフックで全体重を支えていました。おでこは頭蓋骨全体に負担がかかり、頬はアゴで支えることになるそうです。首のエクササイズや顔面と身体の吊りを組み合わせて特訓したのち、サスコンで見事、顔面で身体を宙に浮かせることができたと言ってました」

――毎年、すごいですね!

ケロッピー 「もうひとつ、これも今年のスペシャルです(笑)。6人を尻吊り(アス)して大回転しようというもの。世界トップの技術と人材を誇るサスコンでなければ、絶対にみれないものです」

――頭がクラクラしてきます!

ケロッピー 「サスコンは、毎年4日間でのべ100人を吊り下げることを目標に、世界中から集まった改造人間たちを連日次々に吊り下げていきます。サスコンの会場には、屋内に吊る場所が6~7ヶ所、野外には滝があります。そして、参加者の半分は技術者とスタッフです。大雑把にいうと、10人くらいは経験豊富でスキルも高い技術者、20人くらいは中級あるいはトレーニング中の技術者、残りの10~15人くらいは技術者になるつもりはないけど、吊り下げ用のロープを引っ張ったり、重い道具を運んだり、後片付けや掃除をするスタッフとして貢献しています。そんな彼らはバラバラの国籍で組み合わせられ、数名のチームリーダーのもとで統率され、それぞれのサスペンションを手掛けていくことになります。そんなわけで、参加者は全員英語で会話することになります。だから、英語がわかれば、会場内でやり取りされている情報交換の輪に入っていくことができます」

――今年もロルフさんいたんですか?

ケロッピー 「いましたよ。日本ではロルフさんは『クレイジージャーニー』を通じて、ダントツに有名になっちゃってますよね。彼がテレビで見せたアストロノーツ(お尻)という吊り方も、すごく珍しいスタイルに挑戦したわけなんですけど、日本ではアストロノーツばかりがやけに有名になっちゃっで。で、ロルフさん、今年もアストロノーツでした(笑)」

――この吊りって、吊られる側がかなり難しそうですよね!

ケロッピー 「そうそう。サスペンションの難易度は、本人がバランスを取らないといけないものほど難しい。つまり、フックの数が多い方が痛そうにみえるけど、フック一個一個にかかる重さは軽減するので、実は長く安定して吊られていることができます。逆にフックが少なくなると、特にワンフックでは、本人がどういう体勢を取るか、身体のどこに力を入れるかでバランスが変わってきちゃうから難しいんです」

――いろいろとあるんですね。オスロ以外でも、サスペンションの大会のようなものは行われているんですか?

ケロッピー 「もともと、ボディサスペンションが一番盛り上がってるのは北米(アメリカやカナダ)です。ヨーロッパはそれに次いでいます。ただ、北米だと、個人の持ち家が広いから、地元のサスペンションチームがあれば、それこそ裏庭の木や大きなガレージで吊ったりできます。そういう意味では、ヨーロッパの方が吊り場も限られることから、特別な場所を借りて、みんなで大会を開催するというスタイルが発達したと思います。アメリカでは、アレン・フォークナーという人が主催する世界大会が、ダラスやメッカで毎年行われています。会場はアメリカの方がびっくりするほど広いと聞きますが、オスロの世界大会で見られる巧みなロープワークや美的なサスペンションはヨーロッパがリードしています。そういう意味では、イタリア、ドイツ・ベルリンなどでも定期的な大会やサマーキャンプなどが行われています。アジアはまだ途上ですが、もっとインターナショナルなサスペンションのコミュニティに入っていけるといいですよね。あと、南米やロシアにもサスペンションのチームがありますから、これからますます世界的なムーブメントになっていくと思います」

――なるほど! やっぱりカルチャーとして育てていこうという意識の高さがあるんですね。

ケロッピー 「あと、去年のサスコンではなかったんですが、今年は最終日のBBQパーティの前に反省会のようなものがありました」

――最終日のBBQって、サスコン参加記念の焼印をやるやつですよね(笑)。えっ、反省会って、何かあったんですか?

ケロッピー 「今回のサスコンについてというよりも、世界中のサスペンションチームのメンバーが集まっていたので、今後、ボディサスペンションというカルチャーのあり方などについて、超真面目な話し合いが約1時間半ほどありました。参加したのは技術者やスタッフを中心とした50人くらいで、一人ずつ順番にそれぞれ自由にサスペンションの大会の運営、役割、社会的意義などについて発言し、その場で他の意見があれば、他の人も加わる形でした。インターナショナルなカウンターカルチャーを支えるキーパーソンたちの欧米流儀の民主主義的な話し合いの現場を見えて良かったです。いろんな話が出ていましたが、オスロのサスコンはうまく運営されているが、他の大会ではマナーの悪い人が来て困ったみたいな話がありました。僕自身の意見としては、ノルウェーだからこそ、こんなにいい大会が継続していると思います。ノルウェー自体が新しいカルチャーに対して非常に寛容ですから。冷やかしっぽい人がいたら、すぐに追い出されてしまうでしょう。自由であると同時に、他人の自由を尊重できない人には厳しい面もあると感じました」

――なんか、皆さん、意識が高いですよね(汗)。ところで、ケロッピーさんは、今回は吊られなかったんですか?

ケロッピー 「やりましたよ。滝で」

――えーっ、早く言ってくださいよ!

ケロッピー 「でも、その件は回をあらためて」

――ずるいー!
(つづく)

撮影:ケロッピー前田

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