「若者の血液を輸血すると若返る」科学誌ネイチャーに論文掲載! ベンチャー続々登場で臨床試験も… 戦慄のアンチエイジング最新研究

「若者の血液を輸血すると若返る」科学誌ネイチャーに論文掲載! ベンチャー続々登場で臨床試験も… 戦慄のアンチエイジング最新研究

 ガン、認知症、心疾患など、老化が引き起こす様々な病気の研究に多大なインパクトを与える可能性があるのではないかと、いま“若者の血液”に注目が集まっている。


■若者の血液を輸血してアンチエイジング!?

 今月7日付の英紙「The Daily Mail」によると、加齢が原因となる病で苦しむ患者に、若者の血液を輸血する例が増えているという。まるでヴァンパイアが若さを保つために乙女の血を求めるかのような野蛮な行為にも思えるが、最近の科学的な研究でも次第にその効果のほどが明らかになりつつあるという。

【その他の画像はコチラ→https://tocana.jp/2018/09/post_18098_entry.html】

 英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの遺伝学者リンダ・パートリッジ氏らが今月、科学誌「Nature」に発表した論文によると、若者の血液によってガンや認知症、心疾患などの病に苦しむことなく人生を送れることを示唆するデータが出ているそうだ。パートリッジ氏らによるマウス実験では、若い個体の血液を輸血された老齢のマウスは加齢による病気を発症せず、認知機能を高く維持していたのに対し、逆に老いた個体の血液を与えられた若いマウスは老化して病気になりやすくなったという。

 パートリッジ氏は、米サンフランシスコのベンチャー企業「アムブロシア(Ambrosia)」社が主導する一連の試験、治験に参加している科学者の一人である。アムブロシア社は若返りの研究の一環として、15~25歳の血漿(血液の主成分)2.5リットルを輸血する臨床試験を行っており、8000米ドル(約89万円)の費用負担があるにも関わらず、すでに35歳以上の70人が試験に参加しているという。試験では血中コレステロール値など様々なバイオマーカーが改善することが示されたそうだ。

 若者の血液による若返り効果については世界各地の有名大学・研究所なども研究を進めており、筋組織や内臓組織の修復や、アルツハイマー型認知症を引き起こすとされるベータアミロイドのレベルを下げるなど、様々な効果が報告されている。

 だが、血液中のどの成分が若返り効果に関連しているかは未だよく分かっていない。米ボストンのベンチャー企業「Elevian」社では、血中に含まれるGDF-11(growth differentiation factor-11)が若返り因子の一つだとして研究開発を進めており、最近も550万米ドル(約6億1千万円)の投資を得たと発表している。


■死亡リスクが上がるという研究も

 若者の血液を使った若返り研究開発が過熱する一方で、全く逆の研究結果も発表されている。科学ニュースメディア「Science Daily」(2016年7月11日付)によると、高齢者(平均66.2歳)に17~20歳から提供された血液が輸血された場合、40~50歳から提供された血液の場合に比べ、輸血単位あたりで8%死亡のリスクが高かったという調査結果がカナダで報告されているという。

 果たして、若者の血液は若返りの妙薬なのだろうか? 輸血が若返りの秘訣となるかどうかはともかくとして、その血液中の成分が様々な病気の治療に役立つ可能性は高いだろう。高齢者が若者の血を求めるような未来は願い下げであるが、老化による病の苦しみを避けられる薬の登場は待ち遠しい。

(編集部)


※イメージ画像は、「Thinkstock」より

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