【決定版】最強の集中“フロー状態”に突入する方法とは!? 我欲消失、時間が飛び、自動的に体が… 3つの条件を徹底解説

【決定版】最強の集中“フロー状態”に突入する方法とは!? 我欲消失、時間が飛び、自動的に体が… 3つの条件を徹底解説

 サッカーでゴール前のボレーシュートが決まった瞬間や、バスケットボールで試合終了ギリギリで逆転シュートが決まった時など、選手は最大限の集中状態である“フロー”の状態にあるといわれている。試合を決定づけるシュートのように物事を成功に導くのがフローだが、どうすればうまく活用できるのだろうか。

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■フローに入るための3つの条件

 ハンガリー出身でアメリカに帰化した心理学者、ミハイ・チクセントミハイ氏によって1970年代に提唱された精神状態がフロー(flow)である。

 チクセントミハイ氏の定義によれば、フローとは他にいっさい何の問題もなく活動に携わっているさまであり、我欲は消え去り、時間は飛び、ジャズを演奏しているかのようにすべてのアクションと動きが連綿とつながり、存在全体が関与し、スキルを最大限に発揮している状態である。

 つまり何らかの活動に没入している状態であるフローは、本質的に報われる行為であるということだ。つまり仕事などに活用できれば実益をもたらすものになる。

 ではどうすればフローの状態に入れるのか。チクセントミハイ氏によればフローに入るために必要とされる3つの条件があるという。

1・活動には明確な目標と手順が必要で、加えて方向の指示と適切に行動できるための環境が求められる。
2.目下の課題には明確かつ即座のフィードバックが必要である。これにより進化生成する性質の課題に適時対応でき、どの程度うまく対処できているのかを知ることができる。
3.挑戦する課題と個人の技能とはバランスがとれていなければならない。

 つまり、スポーツの試合中のように活動に専念できる環境が整っていて、関連するあらゆる情報がすぐに示され、そして課題が簡単すぎず難しすぎない時にフローに入りやすくなるのだ。

 いったんフローに入ればきわめて集中した状態になり、活動に没入できる。意識と動作が一体化し、自動的に動いているかのように感じる。それでいて突然の変化にも反応することができ、それが功を奏した場合は心の底からの喜びがもたらされる。

 下のグラフは挑戦レベルとスキルレベルの二軸でメンタルの状態が表されている。右上にある「フロー」は高度なスキルを持った者が高難度の課題に挑んでいる時に起りやすい精神状態ということになる。しかし高い難度といってもそれは相対的なものであり、まったく歯が立たない難しい課題に挑んだ場合はフロー状態には至らず、対極の「不安(Anxiety)」となる。

■本当にしたいことをすればフローに入れる

 誰もがこれまでの人生で一度ぐらいはフローを体験したことがあると思うところだが、ある調査では15%の人々は一度もフローを体験したことがないということだ。その一方で、少数の恵まれた人々は、自ずから積極的にフローに入れる方法を模索し、その結果、数多くフローを体験しているという。そうした人々は自己目的主義的(autotelic)なパーソナリティーであると考えられている。

 自己目的主義者は人間の主な性格特性であるビッグファイブ(神経症的傾向、外向性、経験への開放性、協調性、誠実性)の外向性と誠実性のスコアが高く、神経症的傾向と協調性のスコアが低いと考えられるという。

 外向的なのに協調性が低いというのが気になるが、それこそが自己目的主義者の特徴で、ある程度の自己中心性と傲慢さを備えているのだ。このパーソナリティーは「ひねくれ者の創造性(cantankerous creative)」ともいわれている。

 こうした自己目的主義者ではない者が積極的にフローを追求するにあたって、なにか良いアドバイスはないものだろうか。このヒントのひとつに「快楽主義のパラドクス(paradox of hedonism)」があるという。快楽主義のパラドクスの知見によれば、幸福を追い求める行為は直接的な幸福をもたらさず、むしろしたいことができたときの副産物として幸福がもたらされるという。

 したがってフローを味わいたいのであれば、本質的に自分が報われる好きな課題に挑むべきであるということになる。自分にとって必然性を感じる課題に真剣に挑むことでフローに入れるのである。ただ楽しみを求めて面白半分で何かをしてもフローには入れないのだろう。つまりフローを追い求めるよりも、仕事でも趣味でもスポーツでもまずは熱中できる対象を探すことが先ということにもなりそうだ。
(文=仲田しんじ)

イメージ画像:「Getty Images」より

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