意欲がわく薬と穏やかになる薬 認知症の薬は効果ある?

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認知症の薬は大きく分けて2種類あります。コリンエステラーゼ阻害薬(飲み薬のアリセプト、レミニール、貼り薬のイクセロン、リバスタッチ)と、NMDA受容体拮抗薬(飲み薬のメマリー)です。2種類の薬は効くメカニズムがまったく異なります。コリンエステラーゼ阻害薬は意欲がわく薬なので、気力が低下した人に処方すると覇気が出てきます。怒りっぽい人にはNMDA受容体拮抗薬を使うと穏やかになります。この2種類の薬は、量を調節しながら併用することで、高い効果が得られる人もいます。認知症専門医は、症状を診て、その人に合った薬を処方しています。



解説者のプロフィール



意欲がわく薬と穏やかになる薬 認知症の薬は効果ある?



榎本睦郎(えのもと・むつお)



1967年、神奈川県相模原市生まれ。榎本内科クリニック院長。東京医科大学高齢診療科客員講師。1992年、東京医科大学卒業後、同大大学院に進み、老年病科(現・高齢診療科)入局。1995年より、東京都老人総合研究所(現・東京都健康長寿医療センター)神経病理部門で認知症・神経疾患を研究。1998年、医学博士号取得。七沢リハビリテーション病院脳血管センターなどを経て、2009年、東京都調布市に榎本内科クリニックを開業。日本内科学会総合内科専門医、日本認知症学会認知症専門医、日本老年医学会専門医。現在、一ヶ月の来院者約1600名のうち、認知症患者は7割ほどにのぼり、高齢者を中心とする地域医療に励んでいる。著書に『認知症の親へのイラッとする気持ちがスーッと消える本』(永岡書店)、『笑って付き合う認知症』(新潮社)がある。
▼榎本内科クリニック(公式サイト)
▼研究論文と専門分野(CiNii)


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