アメリカ映画が基準、スピーカーの長持ち優先…録音技師が明かす「映画館の複雑な音響事情」

さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYO FMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。3月7日(土)放送のテーマは「映画館」。今回は、録音技師で日本映画・テレビ録音協会専務理事の志満順一さんに「映画館の音響」について伺いました。

アメリカ映画が基準、スピーカーの長持ち優先…録音技師が明かす「映画館の複雑な音響事情」

※写真はイメージです



── 最新の音響システムはどうなっていますか?

最近、ドルビーの推奨している音響システムが「ドルビーアトモス」。これは前方の左・中・右の3つのスピーカーに加えて、後方の左右に2つ、真後ろに1つ、天井に1つ、合わせて7つのスピーカーを使うシステムです。このシステムに対応した映画館は、国内にまだそれほど多くありません。特に天井は、映画館のなかで1番弱い部分なので、そこにスピーカーを後付けするのは難しいんです。

日本の映画は10年くらい前に、フィルムからDCP(デジタルシネマパッケージ)に一気に切り替わりました。これは、国がDCPを推奨して、専用映写機の導入に補助金を出したからです。それによって個人経営の映画館が対応できなくて潰れたケースも多々ありました。各地の名画座がなくなったのがこのときです。

── 録音技師のみなさんは、映画の音をどう調整するのですか?

録音技師は、85デシベルを基準に音を調整します。これは一般的にはかなり大きな音なのですが、それをスピーカーから出す前提で、セリフや音楽を調整するんです。ところが、今でも映画館で“音がやけに小さい”と思うことがけっこうあります。映画館によっては、スピーカーやアンプを長持ちさせるために音のレベルを下げているところもあるみたいです。

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