
1913年創業の老舗が誇る「綿入りはんてん」
日本で古くから愛されている冬の羽織もの「はんてん」。
“着るおふとん”とも呼ばれる「綿入りはんてん」のほとんどが、福岡県筑後地方で作られています。
最盛期は、昭和の終わりから平成の初め。産地全体で、年間およそ250万枚を作っていましたが、その後、フリースブームが到来。はんてんの生産量は減少していきました。
ところが、いま、これまでのイメージを覆すようなオシャレなデザインのはんてんが、次々と生まれています。

ペアで着るのもおすすめ!
作っているのは、創業100年を超える木綿織物の会社「宮田織物」。
糸選びから、布地のデザイン、布地織り、縫製まで、すべて自社生産にこだわり、熟練の職人さんが、1枚1枚手作業で仕上げていきます。
「綿を入れるときに、綿を1枚1枚、手で入れていくんですね。そのあと、1針1針、手で縫っていくんです。ふっくらしたまま長持ちするように、しかも綿が均一になるようにしているんですね」と吉開さん。