村上春樹「MAROON5の歌詞、訳してみました」…ラジオで訳詞の朗読も

作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめたラジオ番組「村上RADIO~秋の夜長は村上ソングスで~」が、10月21日(日)にTOKYO FMにて放送されました。この番組では村上さん自らディレクターもつとめ、リスナーに“聴いてもらいたい曲”をかけています。秋の夜長にぴったりな選りすぐりの8曲と、オープニングテーマ、エンディングテーマを合わせて全10曲をお届けしました。他の番組では聴けない曲ばかりですが、そのなかの3曲の解説と訳詞についてお話しされた概要を紹介します。
村上春樹「MAROON5の歌詞、訳してみました」…ラジオで訳詞の朗読も

「村上RADIO~秋の夜長は村上ソングズで~」収録時の風景



◆「Whisky」(MAROON 5)

村上:MAROON 5のいちばん新しいCDの中で僕が気にいった曲です。ウィスキー。
歌詞を訳してみたので、ちょっと読んでみましょう。

 木の葉が散る9月だ。     
 夜の寒さが彼女を身震いさせる。
 僕の上着を着なよと僕は言う。
 そして彼女の肩にしっかり着せかけてやる。
 彼女がキスしてくれるまで、僕はまだ子どもみたいなものだった。
 彼女のキスはまるでウィスキーのようだった。

素敵ですね。通過儀礼という感じなのかな、ウィスキーもキスも……。

◆「サーフ・シティ」(ダニー飯田とパラダイス・キング)

村上:九重佑三子さんがバックコーラスで「アウーウーウー」とファルセットをやってるんですね。ジャンとディーンの有名なヒット曲の同時代日本語カバー。歌っているのはダニー飯田とパラダイスキング、フィーチャリング九重佑三子。なにしろ日本語の歌詞がいいんです。この訳詞は「みナみカズみ」、安井かずみさんの初期のペンネームです。言葉の感じが60年代ぽくてかっこいい。60年代風に言うとイカしてます。なかでも「僕らの仲間はハンサム揃いさ」というところが僕の好みです。

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