【漢字トリビア】「袖」の成り立ち物語

「漢字」、一文字一文字には、先人たちのどんな想いが込められているのか。時空を超えて、その成り立ちを探るTOKYO FMの「感じて、漢字の世界」。今日の漢字は「袖」。軽快な半袖姿が街を彩る、衣替えの季節です。今回は「袖」に込められた物語を紹介します。

【漢字トリビア】「袖」の成り立ち物語

「袖」という字は、ころもへんに「理由」の「由」と書きます。
白川文字学でおなじみの白川静博士は、「由」の形をひょうたんのような実であると解釈し、その中身が熱して溶け、殻の中が空洞になった様子を表しているとひもときます。
ころもへんは衣服をしめす部首ですが、衣服の腕の部分を差し入れる空洞といえば「袖」。
そこから「そで・そでぐち」を意味するようになったのです。

いにしえの人々は、袖には霊魂が宿ると考えていました。
その袖に手を通して前後左右に振るのは、「魂を振る」と書いて「魂振り」と呼ばれる神聖な行為。
巫女たちが神さまの前で袖を振って舞えば神々が降りたち、病に倒れた人を前に長い袖と手鈴を振れば、弱った魂にふたたび活力が戻ってきます。
万葉の時代には、好きな人に向かって袖を振ることで愛を伝え、離れている人を思って袖を振り、相手の魂を呼び寄せたといいます。
袖は、微笑みや涙をつつましく隠すものでもありました。
江戸時代になると袖使いはさらに多彩になってゆきます。
「袖を交わす」といえば男女がちぎりあうこと。
「袖にする」のは親しくしていた人に対してすげなくすること。

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